uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

札幌Bグル散歩 2013年9月

9月9日 フラワーカフェ 日替わりランチ(牛ステーキ)


きつい行程の旅からもどった翌日、体力回復のために夏休みを1日取った。なにも予定を入れずに、のんびり体を休める予定。メシを作る労力すらかける気がしないので、当然昼食は外食だ。
たまに平日に休みをとったからには、平日にしか行けない店に行ってみたい。そこで思い出したのがこの店。量があって価格も安いランチが食えるカフェということで、かなり昔に情報を聞いたことがあったが、平日しか営業していないためずっと暖めていた店だ。自宅から比較的近い場所にあるのも好都合。疲労が残っていて、遠くまででかける気はさらさらなかったので。
車で行くとわかりにくい立地。新川駅を西側に出ると奥に新川中学校があるが、その左側にフラワーテニスクラブという施設がある。敷地内にコーヒー豆のショップがあり、そのとなりがカフェ。駐車場は店前に2台ぶんほど。テニスクラブの駐車場は使えないのかな?未確認。
ランチは11時半から。微妙に時間前に着いてしまったが、特に注意もなくそのまま通る。オーダーはホワイトボードに書かれている日替わりランチメニューの中から選択。トップの牛ステーキがお得そうだったので、迷わず注文。
店内はカウンターとテーブル席のみ。雰囲気はそのまんま、喫茶店だ。マンガ本が大量にあるあたりも喫茶店ぽい。早めに入ってしまったせいか若干待ったが、マンガ本を読んでいれば特に気にならない程度の時間だ。
配膳されたブツは、おおう、なるほどね、これはなかなかのボリュームだ。牛肉は300gくらいかなあ。焼き具合はミディアムからウェルダンの間。そこそこやわらかく、悪くない。いやむしろ、値段と比較したらかなりのクオリティ。
肉の後ろに控えている野菜が大量なのもうれしい。キャベツ、レタス、サニーレタス、トマト等々がこれでもかと乗っている。その他の付け合わせにマカロニサラダとミニコロッケ。それと大量野菜に隠れてまったく見えないが、ゆで卵がまるごと1個、ごろりと埋まっていた。
ご飯の量は1合くらいだろう。ステーキに別添えのソースをつけながらかっこみ、ちょうど消費しきるくらいの分量。
これで680円…すごいな、情報から期待した以上。ここがほとんど話題になってないのは、やはり平日のみの営業条件が大きいのだろうな。この店が会社の近くにあったら絶対通うよ。
コーヒーショップに併設なので、本来はコーヒーを楽しむための店なのだろうけど、このランチは本当にお得。隠れた名店発見、の巻だ。

9月17日 道議会食堂 大特ざる


9月に夏休みを3日残していたが、まとめて取る暇がない。いきおい、毎週が連休だ。この週はずっと雨だったので、夏休みを代休に振り替える簡単なお仕事に従事。休日はずっと出勤、平日を夏休みとして平日ランチだ。
狙うのはやっぱり平日にしか行けない店。公共食堂が鉄板。札幌中心部の公共食堂には特徴のある店が多いが、その中でも異彩を放つ道議会食堂に行ってみることにした。名物の大特ざるが、デカ盛りとまでは行かないまでも準デカ盛り級という噂。
旧道庁赤レンガ庁舎の南隣にある北海道議会庁舎。公共食堂の常として、受付で「食堂を利用する」と申告して入館証を受け取る。食堂は地下1階にあり、階段で下る。エレベーター有無記憶になし。たぶんあると思う。
朝8時から営業しているらしいので、10時半くらいに訪問したら「いま蕎麦を打っているのであと30分くらいかかります」とのこと。ちょうど銀行に行く用事もあったので、問題なく時間はつぶせる。いったん退庁してもういちど来ることにした。蕎麦が目当てなら、11時をめどに行った方がよいと思われ。
再度訪問すると蕎麦の提供OKとのこと。予定どおり大特ざるを注文する。オーダーはウェイトレス方式、水などはセルフだが、まだ営業モードに入っていないらしくすべての用意がされていなかった。奥まで出向いて注文申告、水は後から気づいたのか、席まで持ってきてくれた。やはり昼食営業は11時以降しか考えていないらしい。まあそりゃそうだ、いつも中途半端な時間をあえて狙ってメシを食う自分のほうがおかしい。
しばらく待ってから配膳。なるほど結構な蕎麦タワーだ。大番の中盛りくらいはある。
蕎麦の味はまあ、最初から期待していなかったし想像通り。一応手打ちらしいが機械打ちだろう。蕎麦粉の割合も低めだろうか。つゆは暖かく、かしわせいろみたいな感じ。鶏肉は1かけしか入っていないが、他に表現がわからない。鶏肉以外には、半熟うずら、殻付きの小さいエビ天、天かす、なると、ねぎ、ほうれん草が入っている。
味はそれなりだが、650円という値段がうれしい。そしてこのマウンテンは一見の価値あり。公共食堂なので運営業者は入札制だと思われるが、この名物メニューには長く続いていただきたい。

9月24日 寒地土木研究所食堂 A定食(チキン南蛮)


3週連続平日ランチ、大トリである。今回も公共食堂を攻めてみたい。選択したのは、ほとんど存在を知られていない寒地土木研究所、通称寒土研の食堂だ。食べログに至っては掲載保留の憂き目にあっている。なにをもって保留しているのか不明だが、この店はたしかに実在する。信じるか信じないかは、あなた次第。
寒地土木研究所は国交省管轄の独立行政法人。かつては北海道開発局の一部だった。いまは職員は国家公務員身分ではないはずだが、人的には国交省との交流が濃い。ま、その程度しか知らない。何を研究しているのかもよくわかってない。食堂を利用するのにそんな知識いらないからなw
最近の公共機関は一般市民が利用する役所以外セキュリティにうるさいのが通例だが、ここはまったくノーチェック。正門をするっと入り、何の手続きもなくすぐ目の前にある建物に入る。すると、左手薄暗い廊下の先に食堂がある。
システムは一般的。券売機で食券を購入し、トレイを持って受け取る方式だ。食べ終わった食器はもちろんセルフ返却。メニューもごく一般的。カレー、ラーメン、そば等々。定食がA定食とB定食の2種類あり、内容は別途ディスプレイされている。この日はA定食がチキン南蛮、B定食は麺類(忘れた。パスタ系だったかな?)だった。A定食を選択。
ボリューム的にはけっこうある。ご飯の量で1合弱くらい。チキン南蛮が塩辛めで、しょっぱいおかずでメシをワシワシ食うのを好む自分にはベストだ。まあこのあたりは好み次第で、人によってはしょっぱすぎてまずいと思うかもしれん。
付け合わせにはキャベツと粉ふきいも。いもがボリューム感を増している。小鉢はささげの煮物と、サラダ。サラダと付け合わせのかぶりっぷりには笑った。もう少し考えたほうがいいと思うがw
あと漬け物がセルフ取り放題なのと、汁物が味噌汁じゃなくて吸い物ってのは特徴的。
ありふれた公共食堂という印象だが、ワンコイン500円でこのボリュームなら十分じゃないだろうか。店としても建屋の外にメニューを張り出したりしていて、一般利用ウェルカムなんだと思う。どんどん利用した方がいい。ふらっと行ける立地と営業条件じゃないところが大きな問題だけど。

9月24日 おまけ


大通で開催中のオータムフェストをちょっとだけ覗いてみる。




とりあえず肉だ。6丁目会場の焼肉バルでサガリステーキをいただく。うまし。
ああそれにしてもビールが飲みたい。




続いて7丁目会場。美唄やきとりの有名店、福よしがあったのでモツと鳥精を1本ずつ。美唄やきとりはモツ串が名物。1本130円と、この手の出店にしてはお安め。
精肉が正しいか正肉が正しいか調べてたら、鶏肉串を「鶏せい」、豚肉串を「豚せい」と呼ぶのは北海道ローカルルールのようだ。まめちしきな。
ああそれにつけてもビールが飲みたい。



8丁目会場は道内市町村がそれぞれ地元名物をアピール。食指が動くものもあったが、ある程度満腹だし酒も飲めないのでぐっとこらえる。
ああなんにしてもビ(略




シャッターの瞬間こっち向いちゃってた人の顔にモザイクかけるの面倒だし、最初はスルーしたが、どうせ奥まで行ってきたから5丁目会場と4丁目エントランスのようすも撮っておく。
今日は地下鉄で来て、思う存分飲んだくれる予定にすればよかった。この手のイベントで酒が飲めないほどつらいことはない。また酒のつまみにぴったりの食い物ばかりだし。そういえば本家オクトーバーフェストってそういう祭りだった。しこたまビール飲むのが趣旨だ。