uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

札沼線全駅制覇・その2

0903 出発


それでは札沼線を上る旅に出発。

0922 下り列車


新十津川まで行く列車は朝9時台の下りと折り返しの上り、1日1往復しかない。線路沿いの道を走っていたら、ちょうど下徳富駅の手前で列車とすれ違った。
幸先いい…うん。よかったけどねえ。

1011 鶴沼駅


順調に駅をクリア。向かい風が強いのと、かなり寒いこと以外は順調である。
しかーし。鶴沼駅の近くで道路わきにあった落下物を踏んでしまい、前輪が微妙にパンクしたらしい。徐々に徐々にエアが抜けている…

1016 道の駅つるぬま


道の駅にピットインしてチューブ交換。すると、交換し終わったタイミングをはかるように、雨が降り出した。しばらく様子を見て、小降りになるタイミングを見て出発したのがちょうど1時間後。あとあと考えたら、この時点でさっさとカッパを着て出発すればよかったのだ。どうせ雨はやまないのだ。

1121 浦臼駅


ここで真剣に撤退を検討する。バスの時間を確認すると、土日は町営バスが全面運休。中央バスは走っているが、夕方まで待たなければならない。これじゃあとりあえず月形まで進むしかない。月形まで行っちゃったら、そのまま走って帰ろうとなるのは目に見えている。つまりどちらにしろ行っちゃえってことだ。はいはい。
勘違いしていたのだが、浦臼から札幌方面には日に何本か列車が走っているのである。なぜだかわからないが、1日1往復なのは医療大学から先と思い込んでいた。列車の時刻表も確認していたら、間違いなくここでリタイアしていただろう。屋根つきの駐輪場もあったし。
うーむ運がいいのか悪いのか…まあ悪いんだと思う。

1142 札的駅

1211 札比内駅



雨が本降りになったかわりに風はぴたりとおさまっている。これで風も吹き続けていたら、さすがに体力的につらかった。
淡々と駅をこなしていく。モチベーションを保ちやすいのは救いである。

1230 豊ヶ岡駅





さあ、ここがこのコースの最重要ポイント。日本有数の秘境駅豊ヶ岡駅。国道沿いから2kmほど離れた位置、小さな集落の合間に存在する。この駅、谷にかかる橋の上に設置されており、周囲の景色が非常にすばらしい。しかも紅葉の季節である。ホームから望む紅葉がとても美しい。うわー!すげえ!
こんな景色を見たら、うっかり「来てよかった」なんて思っちゃうから恐ろしい。よかあねえよ、雨の中体力削って何の得があるんだよ。気のせいだ気のせい。こんな辺鄙な場所に来たかったら車で来りゃあいいんだよ。
でもなあ、きついからこそ達成感が生まれちゃうんだよなあ。山に登って上から見る絶景、それと同じ種類の達成感。車で来ちゃうとそれが味わえないわけ。これを楽しいと思っちゃう、おバカな人種に自分が属していることを呪うしかない。つまり、楽しい。

1232 駅から続く道


1235 目印の橋

1235 橋から見える豊ヶ岡駅


豊ヶ丘駅周辺のようすを紹介。駅には両脇それぞれからアクセスできる。よく観察しないと見落とすような道だが、跨線橋が目印になる。跨線橋の前後に駅方向に伸びる砂利道があるので、それを進んでいけば駅にたどりつく。
跨線橋から見える景色も、線路脇の樹木が紅葉してすばらしい。

1300 石狩月形駅



月形まで到着。やはりというか「どうせあと40kmじゃん」「岩見沢から帰るのと同じ距離じゃん」「回収するのめんどくさいし」という思考が勝つ。ここまで来ちゃうと、どうしてもこのまま走っていくことになるよねえ。
そのまえにカロリー補給しておかないと。ちょうど小降りになったことだし。

1310 ポポット


R275沿いにある洋食喫茶風の店。月形市街、クランク状にカクカクと橋を渡った先にあるので、わりと目立つ位置である。ここを通るときはいつも視界に入っていたが、店の佇まいに惹かれるものを感じないので(個人的印象)、いままでスルーしていた。月形で補給することにしたので、1回入ってみましょうか。
駐車場は店の周囲に7〜8台とめられるかな。店内にはテーブル席、小上がり、カウンター。昼過ぎで7割程度の埋まり方だったかな。カウンターに陣取る。メニューは…どうもここ、オムライスが名物らしい。通常メニューとは別におすすめメニューとして掲示されている。じゃあそれ!大盛りで!

10分少々でオムライス大盛り登場。いやあーこりゃあいいビジュアルだ。いかにもオムライス!という感じだ。ラグビーボール型に整形され、厚いオムにくるまれて、その上からケチャップたっぷり。
チキンライスの具材は薄切りの鶏肉とグリーンピース。これ自体は薄味に仕上げられている。けっこうな量を使っていると思われる卵部分はとろとろタイプではなく、わりとしっかり焼かれている。が、焼き目は一切なし。黄色く美しく形どられている。ケチャップをからめて食べるとちょうどよい。ボリューム的には大盛りで米1合弱くらいかな。十分な量。
派手さはないけど、スタンダードかつ非常にまとまった味だ。うん、うまいと言っていいと思う。うまかった。
あとで調べてみたら、オムライスが名物であるが、ほかのメニューもすごく評判がよい。しまった、ここ穴場だったか…
田舎町に人知れずこんな店があったりするからあなどれん。

1353 知来乙駅


あれ?列車走ってる?と気づいたのがここだ。時刻表を見たら、浦臼行きの列車が日に5〜6本だったかな?走っている。1日1往復なのは浦臼から先だと、ここで知った。キハ40引退にともなうダイヤ大幅改悪でJRは見限ったから、あまり興味を持っていなかった。

1409 月ケ岡

1529 石狩当別

1610 石狩太美駅


月形と当別の境あたりから、かなりの本降り。細かく休憩しつつ、じっと耐えて淡々とこなす。体力的にも落ちてきている。

1700 拓北駅


札幌市内に入ってからが一番きつかった。目的が「帰る」に変わってしまっているからだ。
拓北駅から先は帰宅ルートからはずれるので、以前20kmランしたときの篠路〜札幌間の画像で補填したい。

札幌駅

1730 自宅着


「なんなのにゃ」
次の旅でゲットした栗とむかごでございます。むかごめずらしくて思わずイヤッホウしてしまいました。
食い方は知りません。
「腹こわせにゃ」


移動ルート

走行ルート

標高グラフ

沿面距離 84.991km
累積標高 327m
所要時間 09:04:45
走行時間 05:16:18


交通費 4020+1000+3290
宿泊費 5000
食費 750+406+1030
酒代 409+350+290+308
その他 470


合計費用 \17,015-