uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

札沼線全駅制覇・その1

0730 自宅発

かねてより懸案だった札沼線全駅制覇計画。そろそろ実行に移してみよう。片道80km以上あるため、新十津川で1泊する。

0808 初積雪


という予定を1週間前くらいから立てていたのだが、寒波が入って前日に初雪。しかも積もるほどの積雪量。自転車で行くのは無理と判断した。
まず車で自転車を新十津川まで運び、いったん戻ってJRで新十津川へ。翌日新十津川から札幌まで片道を走る計画に修正。

1027 自転車のみ移動


カーシェアで車を調達、札幌近郊一部区間のみ高速利用して新十津川の宿に到着。
ひとこと断っておくような雰囲気でもなかったので、適当に自転車を放置してとんぼ返り。

1039 新十津川駅


宿からだと数km戻る位置関係になるので、先に新十津川駅を撮影しておく。駅名表示板も撮っておけばよかった。

1045 中徳富駅があった場所付近


ひと足先に廃駅になった(札沼線廃線になるような物言い(おそらく遠くない将来))、中徳富駅があったあたり。影も形もなかった。

1300 札幌駅


いったん帰着。JRで滝川まで出る。時間が読めないのでチケット予約していなかったのだが、次発1330の電車はすでに満席だった。
自由席だと立ちになる可能性があるけど、1時間弱程度なので立っていてもいいし…悩んだ末に1本あとの1400発のチケットを確保。

1354 スーパーカムイ


札駅地下の上島珈琲で時間をつぶし、特急に乗車。自由席空きあるじゃん…しっぱい。

1455 滝川駅


滝川に到着。昼食をとる予定だが…いかん、札幌での無駄な時間の過ごし方が効いている。
昼食のほかに銀行による、コンビニで酒と朝食を調達する、という2つのミッションを抱えているのだが、滝川は駅周辺には銀行もコンビニもないのだ。どちらも片道徒歩10分くらいかかる。新十津川行きのバスは16時。差し引き20分ほどしか時間がない。
どちらも札幌ですませておくべきだった…

1510 高田屋


というわけでまず銀行に行ったのち、滝川駅近くの食堂高田屋で昼食にする。
滝川駅前はなんというのかな、歩道部分にだけ屋根がついた商店街、アレになっている。これがまあ、地方都市駅前の例にもれずシャッター街で、ほとんど営業している店がない。うら寂しい雰囲気をかもしだしてる町並み。そんな商店街からちょっと脇にそれた場所にある、いかにもな大衆食堂。ここで出すチャップ丼というのが滝川名物らしい。チャップとは、ポークチャップのチャップ。切り分けた豚肉のこと。
外観もいかにもな大衆食堂だが、店内もいかにもだ。テーブル席多数あり、わりと広い。時間が時間なので他客はひとりもおらず、端のテーブルを占拠する。注文はもちろんチャップ丼。

10分ほどして丼到着。なかなか良い盛りだ。薄切り豚バラ肉に甘めのタレ。ジューという調理音は聞こえなかったので、煮込むような感じで調理しているのだと思われる。味はですな、甘めの生姜焼きウィズアウト生姜をイメージしていただきたい。テッパンだ。まずいわけがない。
店の雰囲気はおそらく人を選ぶ。特に女性などは入店を躊躇する店構えだろう。だがそこがいい。シャッター街のわきにある大衆食堂で食す、滝川名物のジャンクな一品。すばらしく旅情を感じる店であり、料理だ。

1550 バスターミナル


メシ食った後にコンビニまで往復。よく言えば時間ぴったり、悪く言えばギリギリですべてのミッションクリア。宿まで直通の路線バスに乗車。

1625 宿泊先


宿に到着。いやあ、今日はあわただしかった…
新十津川のピンネシリ寄りの高台に、ふるさと公園という広大な公園がある。文化施設やスポーツ施設などが固まっている、公共性の高い公園だ。そのうち宿泊施設として、温泉ホテルが建っている。第三セクター当たりの経営かと思ったが、民間経営だった。自治体側となんらかの関係はあるのかもしれない。



宿泊部屋はこんな感じ。かなり広い。詰め込めば4人かな。少なくとも1人で泊まる部屋じゃない。窓からの眺めは山側。町側だと滝川・砂川方面の夜景が見えるはず。ただし夜景は展望風呂からも楽しめる。



その展望風呂。1階大浴場は日帰り入浴施設もかねているが、こちらは宿泊者専用。日帰り客がいないので、他に誰もいなければゆったりと温泉につかることができる。大きな違いは、こちらは掛け流しだということだ。大浴場は塩素臭のきつい循環風呂だが、塩素臭のしないフレッシュな湯となっている。アルカリ性単純泉だが、コーヒー色に濁って浴感がよろしい。展望露天の名がついているように、滝川・砂川方面の景色が見渡せる。町自体が小さいので夜景も小さいが、なかなかよい雰囲気だ。

0712 大浴場



11時ごろ就寝、翌朝6時30分スマホアラームで起床。素泊まりなので、前日コンビニで買っておいたおにぎりとカップめんで朝食。食後の朝風呂。
広い浴場であるが、全体にきつい塩素臭がただよっている。オーバーフローしているので、たぶん半量循環。日帰り利用のみで利用していたとしたら、たぶんボロクソに酷評していた。

0855 朝の景色


風呂からあがったら睡魔におそわれたため、そのまま30分ほど二度寝。8時チェックアウトの予定だったが、1時間ほど遅れて出発。


つづく。