uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

正月から18旅・川湯温泉 その2

1422 三毛さんのお出迎えサービス


黄山から2km弱で川湯温泉の集落。はずれにセイコマがあったので酒を買っていく。三毛さんがお出迎えしてくれたが、触らせてはくれなかった。右耳あたりに警戒があらわれている。
「あやしいやつにゃ」

1423 大鵬横綱記念館


つい最近逝去した昭和の大横綱大鵬川湯温泉の出身だ。出生はサハリンでロシア人ハーフだったっけな。年中無休で開館していたが、特に相撲に興味がないし有料なのでスルー。

1429 川湯温泉

1430 足湯

1432 湯の川


まだ若干時間があるので温泉街をうろうろ。街のはずれのほうに硫黄山を源流とする温泉が流れる川があり、地名の由来になっている。外気温が低いので湯気がもうもうと立っている。温泉が川となって流れてるなんて、なにげにすごいシチュエーションだ。

1431 川湯温泉公衆浴場


激安の公衆浴場。バスで来た場合、まずここでひとっ風呂あびて時間をつぶす予定だった。日付が日付なので営業しているかどうかわからなかったのも、徒歩でくる判断に影響した。普通に営業しているっぽい感じだが。
この後温泉街をくるっとひとまわりすると、いい時間になったので宿へ向かう。

1446 宿泊先




国家公務員共済組合連合会運営。国家公務員サマの共済が運営しているなんて、なんだかものものしいが、一般でも宿泊できるごく普通の温泉ホテル。KKRなら福利厚生で補助金が出るのを忘れてて、普通に予約してしまった。失敗したなあ。
宿泊部屋は6畳。非常にシンプルで鄙び感もにじみでている、古き良き温泉ホテルの風情。温泉街のど真ん中なので景色は望めず。まあこれはしかたなし。
さっそく風呂に入りにいき、その後部屋でまったりしていると夕食時間。この宿は通常1泊2食5〜6000くらいで泊まれるのだが、今日は年末年始特別料理プラン。倍以上の価格。料理長気合入ってんぞー。

1730 夕食・据膳(画面外に煮物あり(撮り忘れ))


食事処でいただく。着席すると給仕のおばちゃんと1対1になってしまった。なんか気まずいw 温泉宿だと食事時間を遅くしたがる人が多いが、自分の場合いちばん早い時間を選ぶ。だって、飯食ったらもう1回風呂に入ってあとは飲みたいですやん。とっとと食い終わりたいわけ。
案の定、量が多い。この絵から鍋と釜飯を引いたくらいが適正量だ。特に釜飯はもう完全にいらない。席につくなり「これ包んでちょうだい」とお願いした。


料理1品ずつの味は、とてもよろしい。ひと工夫ある料理が並んでいる。くじらベーコンはなつかしくもうまかった。飲みながら料理をかたづけていると茶碗蒸し登場。かかっているのはフカヒレあんらしいが、ちょっとフカヒレが少ないなw さらにめんめ唐揚げが出てくる。道東ではメンメと呼ぶが、全道的にはキンキと呼ばれている高級魚。煮付けにすると非常に美味。かぶと半身と尻尾、ヒレの部分が揚げてあり、どこまで食えるのかと思ったが、ヒレや骨はカリカリ、肉はふんわりと揚がっており、全部バリバリと食べられた。香ばしくてうまかった。ヒレの部分が口の中に刺さって痛かったけどw

そうこうしているうちにあんこう鍋が煮上がる。このあたりでだいぶ胃が苦しくなってきたw どうも自分、この鍋に弱いような気がする。ある程度食べた後に熱いスープものを口にすると、すぐ満腹感に襲われてしまう。最初に鍋か、シメに鍋というパターンにしてみようかな。でも固形燃料ものは食べごろの時期というのがあるわけで、煮上がってから燃料が切れるまでに食ってしまわなければ冷めてしまう。悩ましい。

終盤はもう臨月の妊婦のように腹をさすりながらヒーフー言いつつ完食。たぶん、給仕のおばちゃんにはずいぶん少食な人だと思われたはずw 食後にはデザートのメロン。これは固くてイマイチだった。

お品書きを持ち帰ったので、風呂に入った後撮影してみた。右上にあるのは包んでもらった釜飯。和風パエリアだそうで、これは2日の昼食になった。薄味でうまかった。左にあるのはどうしても食いたくて買ってしまった自販機アイス。アイスは別腹。

1854 内湯(くもりすぎ)

1855 露天


食後2回目の風呂。早い時間に夕食を設定しておくと、だいたい人がいないんですよ。他の客はいま食事中。計画どおり。
泉質は酸性・含鉄?・二酸化炭素・硫黄−ナトリウム−硫酸塩・塩化物泉。ハデな泉質だなあw 無加水無加温無消毒、本物の源泉掛け流し。保健所シールあり。強酸性の湯で、金属は禁物。特に銀はイッパツでくすむと思います。湯は無色透明だが、ほんのり硫黄臭がする。ちょっと舐めてみると、すっぱくはないが、かなりの金気。これは鉄の味だな。酸が皮膚を刺激して、傷があるとかなりしみる。湯温が高めで長湯ができないが、これは逆に長湯できないほうがいい。かえって皮膚を痛めると思われ。短めの時間で何回かにわけて入浴するのが正解かと。


風呂から戻ると、お願いしていた蛍光灯の交換が終わっていた。
いやね。蛍光灯が1本切れかけてて、ついたり消えたりしてたんですよ。この宿は食事中に布団を敷いてくれる方式なので、そのままにして食事に行ったわけ。布団敷くときに気づくだろうから、まあ普通は交換してくれるよね、と。で、食事から戻ってみると、なんと蛍光灯が減光(4本点灯→2本点灯)されているではないですか。まさかのwww 隠蔽工作www これには笑った。いや確かに蛍光灯がついたり消えたりはしなくなったけどさw さすが国家公務員共済、これがお役所仕事かwwwww いやあもう、今年の笑い納めですよ。しょうがないからフロントに電話して「風呂行くからその間に換えておいて」とお願いしたわけ。さすがに換えてありましたねえ。


その後は今日の主目的、紅白視聴に挑戦。NHKも演歌対策をしているようで、なんちゃら48とかももクロとか壇蜜とかのコラボをしてたけど、どれにも興味がない場合はどうすれば…というか、演歌はまだ聞いてられるんですよ、歌がうまいから。氷川きよしなんて歌もポップス寄りで楽しい。
もういいや。結論が出た。紅白ってのは家族で見てナンボだ。歓談している横でなんとなくテレビがついてるという状況で流れているべきものだ。積極的に見るものじゃない。
というわけで、ボクシングがはじまったらとっととそっちに切り替える。内山戦すごくおもしろかった。ガンガン前に出てインファイトを仕掛ける挑戦者、どれだけ打たれても倒れない。逆に、的確にポイントを取るパンチを当てる老獪なチャンピオン。ポイントだけならチャンピオンの防衛確実。ダウンを取ったときは完全に挑戦者を応援していた。内山だってハードパンチャーなのにな、すごい善戦。挑戦者惜しかったなあ。たまに見ると、ボクシングはやっぱりおもしろい。
畑山が「最近はしょうもない世界戦とかありますけども」と発言していたのには笑った。


つづく。