怪 vol.0034 62484‐10 (カドカワムック 406)
- 作者: 水木しげる
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/11/29
- メディア: ムック
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
文明怪化奇談 / 荒俣宏
第二回 橘氏の火葬炉
橘音二郎氏は新考案の火葬炉のデモンストレーションを行った。立会人は徳富蘆花、内村鑑三、東京朝日新聞記者坂上の三人。焼かれるのは橘氏の妻で、かたわらには妻の妹もつきそっている。それは、粗悪な野焼きの炉で母を焼きトラウマを負った姉妹のために、橘氏が生涯をかけて研究した火葬炉であった。
虚実妖怪百物語 / 京極夏彦
第三回
講談社の編集殺害犯はマジ狂ってる感じの女だった。
レオ☆若葉は角川で荒俣宏や郡司編集長に報告。オウム石が連れてって連れてってと呼びかけるので持ち帰ったが、人間じゃないっぽい女の子が、石をポケットから外に出しているときだけあらわれる。荒俣はそれを呼ぶ子だと鑑定。呼ぶ子は「アシキモノガ、オバケヲホロボス」と言った。
しょうけらの相談先を迷っていた黒志郎は、ダ・ヴィンチ編集部を訪ねる。
もどき開口 -木島日記 完結編- / 大塚英志
第九回
美蘭は半陰陽であった。男と女、陰と陽、現し世と隠り世の境となる存在だ。
瀬條機関では、サヴァンの子供たちの脳をつなげたクラウドコンピュータを導入。指揮役となる脳は、室町の生まれと称するミイラのような老人。
─────
『文明開化奇談』
明治期の火葬事情について。かなりグロいお話。
『虚実妖怪百物語』
怪や幽の読者で、ギリ意味がわからなくもないレベル。仲間うちでは大ウケなんでしょう。知らんがな。
『川崎コンフィデンシャル』
第二回ということで「承」の回。
『もどき開口』
前回見た春洋の死の光景は、未来だったようだ。
なにが現実でなにが妄想でなにが過去でなにが未来か、まったくもって区別がつかない。このテクストは油断ならん。