uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

天売焼尻完全踏破 その1

要旨

離島シリーズ第3弾。天売焼尻を満喫しよう。

計画

もう9月じゃん!秋じゃん!まだ暑いけど。計画してた天売・焼尻、早く行っとかないと来年送りになっちゃうよ!
ということで8月最終日に休暇を取り決行。往復オロロンライン。

行程

0430 自宅発

雄冬がまだ夜間通行止めなので、解除になる6時に雄冬へ着くよう出発。20分ほど早く着いたので多少待つことになった。問題なく定刻通り解除になったが、工事区間は片交が多くて難儀。碧水経由の方がよかったかなあ。

0752 羽幌フェリーターミナル


0730ごろ羽幌フェリーターミナルに着。途中でコンビニに寄る時間があるか不安だったが、結果的には1時間ほど余裕があった。平日のこの時間だからな、あせる必要はなかった。島内で食料品等の調達は難しいと思われるので、本島のコンビニでかさばらないパンやおにぎりなどを仕込む。消費期限?そんなの関係ねえ。コンビニおにぎりは1日2日じゃ痛まない(逆に怖いが)。

ターミナルには出航を控える船が停泊中。手前がこの2日全航路で乗り込むフェリーおろろん2号。奥が高速船さんらいなぁ号。羽幌沿海フェリーは季節によって運航ダイヤが大きく変わり、高速船は今日が最後の運航。来年4月までフェリーのみの就航となる。フェリーも9月いっぱいは1日2往復だが、10月以降は1日1往復に縮小。観光客がいない時期は生活物資と島民輸送しかしないよ、というわかりやすい姿勢だ。

0839 さようなら北海道本島



定刻を5分過ぎて出航。同乗のおばちゃんがエサを与えてるもんだから、ウミネコさんが船を追いかけてワラワラと寄ってきていて笑った。ベストショットが撮れなかったが、実際にはウミネコセグロカモメがウンカのごとく平行飛行し、おばちゃんの手からエサをかすめ取っていた。
このあと客室で寝ようと思ったが、船がものすごい揺れ方をしている。かなり波が高いらしい。しばらく目を閉じたりしてみたが、揺れが限度を超えて泥酔したときの感覚に似ていて酔いを誘発しそうなのと、波頭から落ちるときに半重力状態になるので高所恐怖症的に恐怖心を感じる。起きて波の状態を見ていると「このあと落ちる」とわかるので気が楽だと気づき、着くまで舷側で海上の景色を見ていた。

1014 こんにちは天売島


こんにちはこんにちは!!

1042 ウミウ


酔わずに到着できたので、さっそく1周に向かう。岩礁地帯の黒崎海岸で海鳥を発見。シルエット的にウミウで間違いないと思う。撮ってないけど、港の消波ブロックの上にもいた。

1057 無数のウトウの巣穴(巣立ち後)

1058 赤岩


赤岩展望台の風景。この直前がけっこうなヒルクライム。インナーローでやっとこさ登り切り、ぜいぜい息を荒げながら観察。島に着くとレンタサイクルがあるけど、軽快車はやめておいた方がいいです。最低でも電動アシスト、できればスポーツタイプじゃないと登り切れない。いやまあ足次第ですけどね…自分の足で登り切ったから、大したことないとも言える。
赤土にボコボコと穴が開いており、何の巣穴かと思ったらウトウとのこと。8月上旬にヒナが巣立つと放棄するとか。ウトウの巣穴なのにウミガラスの看板があるのはどういうことだw

1109 海鳥観察舎

1111 海鳥繁殖地の断崖絶壁


この断崖が海鳥の営巣繁殖地になっているらしい。伝聞調なのは1羽も見なかったからだw 海鳥を観察するなら6月下旬〜7月いっぱいくらいがシーズンみたいだ。もしくは夕方になれば帰巣する鳥が見られるかもしれない。今回は時期的にも時間的にもはずしてしまっている。基本的に鳥の知識がないので、まるでダメだ。

1125 観音崎展望台


観音崎展望台からは、繁殖地の断崖絶壁が逆方向から見える。距離はこちらの方が遠い。

1131 天売港裏の高台から見る焼尻島


もう1周だよ!早っ!スポットに立ち寄りながら相当ゆっくり走ってるのに。1周10キロほどだから、歩いても2時間半くらいだな。ほんとうに小さい島だ。北海道スケールに慣れているので、なおさら小さく感じる。

1145 セグロカモメの幼鳥(デカい)


羽幌でこのでっかい鳥を見かけてから「何の鳥だ?」と思ってたわけですよ。個体によっては警戒心が薄く、かなり近くに寄っても逃げない。帰宅後に調べたら、どうもセグロカモメの幼鳥らしい。幼鳥?大きさは親鳥と変わらないんですけどw 数年かけて羽とくちばしの色が変わり、成鳥になるみたい。警戒心の薄さは幼鳥ならでは、かな。あまりに無頓着な個体は淘汰されるのだろう。
ウミネコセグロカモメの見分け方も、今回初めて知った。ウミネコは体格が小さくて足が黄色。セグロカモメは大柄で足がピンク。


つづく。