uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

天売焼尻完全踏破 その2

1150 めし処てうり亭


一周完了したところで昼食にする。島内で食事ができる店は限られており、ここと炭火海鮮番屋という店だけだ。炭火海鮮番屋は店前を通りかかったが営業していない様子。そうなるともう、ここに入るしかない。
島に着いた時点で営業時間を確認しておいたが、開店は1100、閉店は「今日は1330くらいまでかなあ」という返事。たぶん季節や客入りなどによってフレキシブルな運用をしていると思うので、島内で食事をする予定なら注意したほうがいい。へたをすると食いっぱぐれる。

ウニがまだ獲れているということなので、うに丼を注文。このあたりで獲れるのはムラサキウニらしい。甘みのあるウニがたっぷり乗っていて、美味。こういう素材自体の味を楽しむメニューは、まず外さない。これで2000円。ムラサキウニなら妥当なところだろう。
普通のラーメンなど、リーズナブルな価格帯のメニューも揃っており、地元の人たちも利用しているようだ。ウニの時期をはずしたら、そういった常食メニューを食べてみるのも、おもしろいかもしれない。

1304 天売灯台


まだ時間はたっぷりある。というか持て余すだろうとは思っていた。これほど軽く一周できるとは想定外だったがw
天売焼尻ともにフットパスコースがあるらしいので、徒歩に切り替えてそちらへ向かう。本当は道道脇にある道からフットパスコースへ合流する予定だったが、どれだけ探しても入る口がみつからなかったので、正面へ向かう。
途中に天売灯台へ続く砂利道があり、自転車で通ったときは厳しそうなのでパスしたが、徒歩なので寄ってみた。

1321 フットパスコースへ

1328 フットパスコース本当の入口


フットパスコースに到着するとウッドチップの道が左右に別れていて、片方はかなり荒れている。どこまで続いているか試しに行ってみると、道道に合流した。しまった、これが本当の入口か。わからんつーの。ひどく目立たない目印。そりゃ道も荒れるよ、これじゃ見落とすもの。

1339 うっそうとした植林地帯

1346 作業小屋


樹林帯の中をウッドチップや木道の道が続いている。途中から整然と木が立ち並ぶ植林地帯。ここを抜けると作業小屋。バードウォッチャーには天国なのだろうか。近づくとバタバタと音を立てて飛び立つ鳥が多数。

1355 フットパス終端


コース終了。30分くらいだ。本来バードウォッチングしながら進む道なんだろうけど。
いやあ、持て余すなあ。ここから港まで戻っても、まだ1時間くらいあるぞ。

1438 ロンババの浜


港へ帰る途中再度探索してみると、見つからなかった道道からフットパスコースへ合流する道は、寺の門がある道だと判明。門を入って寺に向かうと、その手前から道が森へ続いている。わからんつーの。どう見ても寺だもの。まあ時間がつぶれてよかったが。
港の手前にあるロンババの浜にも立ち寄ってみる。一応海水浴場だが、焼尻島が正面に見えて眺めはいいものの、ファミリー2組もいればいっぱいの狭さ。海岸手前がミニキャンプ場になっていて小さい水場もあったが、ここにテントを張るのはちょっと厳しいと思う。設営スペースがほとんどなく、雰囲気的には道の真ん中。焼尻泊にしておいて正解。

1557 さようなら天売島


およそ5時間半の滞在で天売島を後にする。すみずみまで踏破しきったと思うが、この持て余しようw
この島はバードウォッチングをメインイベントにしないと間が持たないと思う。もしくは何もしないで「島時間」を楽しむかだ。
フェリーには北海道知事が乗り合わせていて、ちょっと驚いた。どこかで見たおばちゃんだと思ったらw 視察かなにかだろうか。お付きの人と1等船室に上がっていった。

1621 こんにちは焼尻島


こんにちはこんにちは!!

1647 ここをキャンプ地とする


夕食をとりたいところだが、予想通り食堂はすでに営業を終了していた。本島で食料調達しておいてよかった。かわりに昔ながらの「店屋」によって、ワンカップ焼酎と乾き物を購入。すでにいい時間なので焼尻島探索は翌日にまわし野営場へ。
海水浴場そばの高台にある、非常に眺めのよい野営場。ただし水場がない。これも想定どおりで、今回ストーブを持ってきてない。すぐ食べられるものだけ調達してきた。
風呂にも入りたいが、天売焼尻には公共入浴施設が存在しない。汗と潮風で体はベタベタだが、翌日羽幌へ戻るまで我慢しなければならない。

1721 白浜海水浴場


設営後、海水浴場を見学。なかなかよい砂浜だ。砂浜までの道がゴロゴロの岩場で歩きにくいが。


つづく。