uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

温泉ツーリング〜大雪高原温泉

要旨・計画

大雪高原温泉という秘湯がある。6月下旬〜10月上旬しか営業していない、秘湯を守る会会員宿だ。そして沼めぐりコースというトレッキングコースの基地でもある。紅葉シーズンにはマイカー規制が行われるのだが、規制がはじまる1週前に予約を入れたのが4月のこと。運がよければ紅葉の沼々を散策できるというわけだ。
ところが…

行程

1000 自宅発

えー、というわけで。今シーズン2度目の双子の台風大接近でございます。北上するまでに低気圧に変わったものの、鬼怒川を決壊させたヤツなので雨が強い。
4時起床5時出発、10時からトレッキングして15時前に宿に入る予定だったが、ぜんぶキャンセル。単純に温泉一泊して帰ることにし、ゆっくり出発。

1255 雨中ツーリング


275号を走り滝川で12号に合流する、いつものルート。だが滝川で、なんちゃらマラソンの交通規制にあい、ルート変更を余儀なくされた。いったん275号にもどり、雨竜から深川を経由して神居古潭に出て、12号に復帰。
出発前に雨雲の動きをみた感じでは、北へ行くと雨はやむような雰囲気だった。滝川あたりから雨足落ち着くんじゃないかなあ、と思っていたが、甘かった。甘甘の甘ちゃんだ。実際には終始雨降り。一瞬やんだ旭川で、急いでコンビニパンを補給。まさかカッパ着たままずぶぬれで店に入るわけにいかないし、コンビニに入るのがせいぜい。

1501 大雪高原温泉


国道273、三国峠の手前からダート区間に入り、約10km。フラットダートで走りやすいが、林道分岐から先は雨裂がひどくなり、砂利もちょっとだけ出てくる。まあフラットダートといっても、砂利が撒かれたらすぐに深砂利になってしまうわけだが。
チェックイン時間ドンピシャの到着。カッパを着ているとはいえあちこち浸水し、体も冷え切っている。登山基地の宿らしく、乾燥室があるのが非常にありがたかった。特に靴の乾燥は本当に助かる。翌日は乾いたシューズで帰ることができた。

1509 6畳部屋

1511 窓からの眺め


チェックイン手続きをすませて部屋に入る。ずいぶんと小奇麗で、畳もほぼ新品。ただ、普請はやはり山荘っぽい。壁は薄く、となりの声は筒抜け。板張り廊下は人が通るたびに足音がどすどすと響く。トイレと洗面所は共同。トイレは水洗ぽっとんウォシュレット。
窓からは周囲のようすが見える。手前にあるサークル状の駐車スペースが宿の駐車場。この日は宿泊客10組ほど。正面にあるのはヒグマ情報センター。沼めぐりコースにはクマが頻繁に出没するため、その日の状況によってはコースが通行止めになったりするので、入山前にセンターでレクチャーを受けるのが必須になっている。
あと携帯は圏外、テレビの設置なし。まさに山奥の秘湯。ギリで電気はつくが(たぶん自家発)。

1610 ロビーにて

1627 暖炉


ひとっぷろ浴びて冷えた体を暖め、ロビーでひとなごみ。本物の暖炉で薪が燃えている。
もちろんこれは飾りではない。実用だ。外気温はたぶん18度を切るくらい。うっすら寒い。朝方にはひと桁まで下がるはず。部屋にもファンヒーターが置かれており、今期初でヒーターを使うことになった。

1638 ガスってくる


部屋に戻ると窓の外は深いガスの中に。連続殺人事件が起こりそうな雰囲気になってきた!いいよいいよー。

1800 夕食






食堂にて夕食。先付け3点、山菜小鉢2種、イワナ焼き物、香の物。煮物もあったが写真を撮り忘れた。固形燃料もので鴨鍋と蒸し物。蒸し物は真薯にコーンをまぶしたもの(とうもろこし団子と言うべきか)と舞茸。小鉢に入ったマヨネーズをつけて食べるのだが、このマヨネーズが非常にうまかった。自家製かしらん。
後出しでニジマスの唐揚げ。最後にデザート。いちごのジュレ大福と言っていたかな。
山菜と川魚をメインにした献立で、いかにも山奥の宿らしく好感が持てる。特に刺身がないのがいいですな。山中の一軒宿なのになぜか刺身を出すような宿が、世の中には多すぎる。
秘湯を守る会公式サイト予約特典で冷酒1本はロハ。追加でもう1本頼み、酒と料理をたいらげると、もう腹いっぱい。引き上げてコンビニで買っておいた焼酎で部屋飲みに切り替える。特にやることもないので、適当なところで早々に床についた。

0610 露天

0610 内湯


0500目がさめたが二度寝して0530起床。さっそく朝風呂へ。
夕方1830〜1900のあいだに男女入れ替え制。日中は日帰り客がひっきりなしにやってきたので、前日男湯だった方は撮影できなかった。まあそりゃそうだよね。登山客いっぱいだもの。もうひとつの方は、これより露天が少し狭かった。内湯はほぼ同じくらいの広さ。
酸性単純泉だが白濁していて、温泉らしい湯だ。ほんのり硫黄臭があるのもよい。無加水無加温源泉掛け流しだが、源泉高温になる時期のみ加水あり。今時期はどうなのかは未確認。保健所シールあり。

0646 さわやかな朝


昨日とはうってかわって、空はさわやかに晴れ渡っている。この日は所要があるためこのまま帰るのだが、準備して来てたらどうしたかなあ…やっぱり帰ったかも。登山道はどうせドロドロのぐちゃぐちゃだ。

0659 朝食


朝食は0630から食堂にて。ビュッフェ形式。やはり煮物類など日本の朝食的なラインナップで好感が持てる。ウインナとかベーコンとかはない。いや、あれば取るんだけどさ。たこのやわらか煮がうまかった。

0806 チェックアウト


13時には帰宅しておきたいので、早々にチェックアウト。朝方うっすら降りていた霜は、日差しですでにとけていた。

1230 自宅着


「寝るにゃ」
おや、中央を占領されてますな。もうそんな季節ですか…

まとめ


469.1km


交通費 ガソリン代(推定16リッター)
宿泊費 12030
食費 233
酒代 830+550+308
飲物等 100+108

合計費用 \14,159- +ガソリン代(推定2,000)

反省点・感想等

・雨だと淡々と目的地を目指すことになりますな。
・移動日とわりきるならアリかも。