uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

登別カムイヌプリ〜鷲別岳(室蘭岳)縦走 その1

要旨

まただ。また土日雨だ。誰だ雨男は。俺だ。正直すまんかった。
というわけで先週は何もできなかった。今週も土日雨予報だったが、金曜日に天気予報をチェックすると晴れに変わっていたので急遽計画。

計画

次週月曜日以降は最高気温5度最低気温0度という内地ならば真冬並みの気温で、雪も降るようだ。山へ行って今シーズンの締めにしたい。
大雪や十勝岳連峰はすでに冬山の様相である。道南方面を計画。カムイヌプリから鷲別岳まで縦走する。

行程

7:00 自宅発

早朝の山間部はブラックアイスバーンの可能性があるので36号経由。ずいぶんゆっくりめの出発だ。それでも10時前には着くかと思っていたのだが、混み具合を読み違えた。積雪前の最後のかき入れ時でK察の動きが活発なこともあり、警戒しながら極力流れに乗って進む。

10:28 登山口


雨裂の走るひどいダートをしばらく進み、終点が登山口。これFF車じゃ無理じゃねぇの…と心が折れそうになりながらも、なんとかたどり着く。幅員は1台ぎりぎり。行き違いポイントも少ないので、対向車が来なくてよかった。
駐車場はかなり混み合っている。シーズンを外したメインストリームじゃないコースでなぜ?…そのわけはカムイヒュッテでわかった。
スペースが確保できないのでどうしようかと考えていると、カップル下山者が一組あらわれる。これはラッキーとしばらく待ってみたが、チンタラ道具をしまったりして一向に動かない。しばらくブツブツ言いながら負の念を放射していたが、しまいには着替えなんぞ始めたので、こりゃダメだとあきらめ、駐車場手前の行き違いスペースに駐める。なお、実際にはとても発表できないセリフを口走っていましたが、何をしてようが先行者の勝手ではあります。

11:04 カムイヒュッテ


これが満車のわけ。登別山岳会と思われる方々が、ストーブ用の薪を準備していた。休憩無料、宿泊は夏期300円、冬期500円の無人自炊小屋。冬のほうが高いのは、まさに薪代。
しばらく休憩して出発。ここから先は急登の連続で、一部鎖場の岩登りなどもあり、険しい道が続く。低山だからとなめたらいかん。いや実際なめてた。標高から予想したよりもつらい。

11:41 カムイヌプリ山頂標識

11:42 室蘭市街@カムイヌプリ山頂

11:42 幌別市街@カムイヌプリ山頂

11:42 来馬岳・オロフレ山方面@カムイヌプリ山頂


山頂標識地点に着。実際の最高点はもう少し進んだところだが、この位置の方が広くて展望もよく、ここが山頂ということでいいと思う。
標高に比してかなり展望がよい。若干もやっているが、太平洋と噴火湾の対岸がみわたせ、海岸沿いに断続的にへばりつく市街部の景色がよい。噴火湾の向こうにはうっすら駒ヶ岳も見えた。

11:43 鷲別岳縦走路


鷲別岳へ続く縦走路。カムイヌプリ最高点、無名ピークと2山越え、最低コルの水元沢コース分岐点まで200メートル近く下り、そこから400メートルほど高度を稼がなければならない。ちょっとした低山に登るくらいの標高差。カムイヌプリ、鷲別岳ともに単独なら1時間ちょいで登れる軽い山だが、縦走コースをとると途端に本気度が増す。さらにコルから鷲別岳までは、またしても急登があらわれる。ホント、データで見るよりかなりつらいよ、このコース…

11:45 カムイヌプリ山頂の鐘


山頂標識わきにある鐘。なぜか知らないけど、道南には山頂に鐘がある山が多い。道南山岳会の間で流行ったのだろうか。


つづく。