1039 漁岳に続く稜線@山頂
休憩なし2時間20分、休憩込み2時間半。25分休憩。
山頂直下までダケカンバ疎林、頂上付近でやっとハイマツがあらわれる。岩場になっていて視界が開け、これまでの道がウソのように景色がよい。羊蹄、支笏湖、札幌市街を同時に俯瞰する。天気がいまひとつよろしくないのが残念。
札幌市内では眺めのよさはピカイチだろう。途中の池沼群も様子がよく、しかも市内から至近。非常に人気がある山で、登山者はほとんど地元民。
1046 昼食
1100に山頂発の予定なのでとっとと昼飯だ。夏は虫に悩まされるのが容易に想像できる山だが、秋も深まってきているので快適にカップラーメンを食す。
この時期はきっちりした防寒着も準備しなければならないので、ストーブとカップ麺を持参するのはザックの容量的にギリだった。縦走予定で温泉セットまで詰めてるし。
1106 札幌岳分岐
さあ、ここですよ。札幌岳への縦走路分岐。この道は数年おきに草刈りされるのだが、今年草刈りされたという情報をつかんでいた。行くなら今年しかねえ、ということでやってきたわけですよ。勇んで踏み込んでみたのだが、これはちょっと…厳しいなあ…
荒れているというほどでもないし、道ははっきり判別できるのだが、なんとなく獣道的な雰囲気が漂う。これ草刈りされてなかったら、ちょっとしたバリエーションルートじゃないのか…たぶん通行量はかなり少ないと思われ。これが本州の山なら何も考えず進むのだが、ここは北海道だ。例外なくヒグマの生息地だ。しかも登山口に2日前の目撃情報が出ていたぞ…ドングリ不作でクマ出没注意報が出ている昨今において、この周辺をテリトリーにしているクマが、すくなくとも1頭はいるということだ。うん、ここは単独で踏み込むルートじゃない。5分ほど歩いた地点で断念することに決定。引き返して人間のテリトリー、空沼岳登山道へ戻る。
下山後に入山届けを記入していたら、同じバスで来て、ほぼ同じペースで先になったり後になったりして登っていた単独登山者が札幌岳まで縦走した模様。これを知っていたらたぶん自分も行ってたな…よかったんだか、悪かったんだか。
1319 下山
下り休憩なし2時間、休憩込み2時間20分。全体で休憩なし4時間20分、休憩込み5時間10分。10分ロスを含む。
上りも下りもほぼ変わらない時間。片道7.5kmあって、ほぼ平坦な道がほとんどだったから。ちょっと登ってはダラダラした登り基調平地の繰り返し。今年はそういうルートばっかりだな。ガツンと登りっぱなしなルートの方がきついけど楽しかったりするんだけど。石狩岳シュナイダーコースみたいな頭おかしいとしか思えないルートは除く。
1422 真駒内駅
最悪の場合、砕石場から30分ほど歩けば1時間に1本程度バスが出ているのは調べていたので、帰りのバス時間は記憶していなかったのだが、バス停まで戻るとちょうど発車時刻10分前だった。なんとタイミングのよい。1日3本しか走っていないバスに、よくうまく乗れたものだ。下山時簡にある程度あわせてはいるのかなあ。
でも、嫌らしい言い方かもしれないけど、自分比較的速いほうなんですよ。息が上がる寸前の限界ペースで登るから(登山は呼吸が乱れない程度にゆっくり登るのが基本です)。ほとんど休憩をとっていない(登山は細かく休憩を取りながらゆっくり登るのが基本です)今回のタイムで下りてこれる人って、そう多くないのでは…普段のペースで休憩してたら自分でも間に合わない。
1530 自宅着
監視中
頭上でこっちをずっと見張っているのはなぜですか。
「くさいにゃ」
風呂入れなかったんでそりゃ汗くさいでしょう。シャワー浴びてから寝ますので大目にみてください。地下鉄に乗るのはちょっと気が引けました。
「異臭テロにゃ」
まとめ
交通費 700*2
食費 118+98*2
飲物等 126+48
合計費用 \1,888-
反省点
・縦走すればよかったなあ…でも怖かったんだよなあ…クマ恐怖症について鈍感力を発揮したい。
感想等
・紅葉とてもよかった。池沼と紅葉のコンビネーションは最強。