uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

絶景領域セカンドシーズン その1

要旨

春の18きっぷ旅第三弾。今年も豊富温泉に行くぞ!

計画


「この光景去年もみたにゃ」
昨年、豊富温泉の湯質のよさを実感しまして。今年も行ってみようかと。
今回は逆ルートをとります。行きがJR、帰りが沿岸バスです。
「そのフリーきっぷ、どんな顔して買ってるにゃ」
いやめんぼくない…

行程

0530 自宅発

今回も始発移動なので地下鉄は使えない。除雪されている部分はおおむねアスファルトが露出している状態になったので、今日からママチャリ解禁。
4月に入って、夜明けもかなり早くなってきた。だいぶ動きやすくなってきたぞ。ウインタースポーツをやらない人間には冬の間なにもできない北海道も、もうすぐ夏スポーツシーズンに入る。今年の冬は特に長く厳しかった。

0551 苗穂駅を出発


歩いて1時間、走って30分のところを20分で着いた。当たり前だがチャリンコは早い。偉大なる文明の利器w
気持ちのよい朝焼けの中、苗穂駅を出発。例によってほとんどの時間を寝ていく。

0913 この角度で見るとそれなりに出来てる旭川駅


925D 札幌発旭川行 普通 0603苗穂→旭川0855
旭川到着。銀行に寄っていくため東側から出たが、この位置から見るとそれなりに完成している。一般車両通路とパーキングは完工済み、歩道もできているので、あとはバスターミナルのみだ。更地にしてアスファルトを敷き、構造物を立てるだけなので意外に早いのかも。次に来るときには完成しているかもしれない。いや調べれば完成予定はわかるんだけどさ。

0935 おにぎり茶屋


所用をすませて時間を見ると、まだ0930。ジュンク堂の開店まで間がある。ジュンク堂に行かなければならない理由はないのだが、旭川で時間をつぶすのは必ずジュンク堂だ。札幌のジュンク堂より行ってると思う。札幌では主に紀伊国屋三省堂を使うので。まあそんなことはどうでもいい。
出がけに軽く朝食をとっているが、この浮いた時間、2度目の朝食もしくは早めの昼食をとってつぶすことにする。この時間に腹いっぱいにしておいて、宿のメシをたらふく食おうというわけ。
朝から開いている飲食店はそれほど選択肢がない。駅前ビルに何軒かあるはずなので、行ってみた。昭和の香りただようレトロな店が集合しているビルで、駅前の一等地にありながら独特の雰囲気をかもし出している、わりとディープなスポット。その中から選んだのは、この店。おにぎり茶屋。おにぎりのテイクアウト販売と、店内で定食などを出している。
中に入るといきなり「あっ入ってきちゃった!」という声が聞こえてきて笑った。大丈夫?と聞くと、ごたごたしていたので開店を遅らせようと思っていた、とのこと。じゃあ暖簾出すなよって話だが、こういうざっかけなさも昭和風。怒ってはいけません。
メニューはおにぎりを中心に、豚汁、にゅうめんなど。おでん定食がお得という情報だったので、それを注文する。

おでん種は大根、がんもどき、ちくわ、玉子、こんにゃく×2、海草(くきわかめ?)。それに豚汁、ご飯、ニシン漬けがつく。550円でこの内容は確かにお得だ。ただし、このメニューには大きな問題点が存在する。自分、おでんはご飯のおかずにならないタイプの人間なのだw おでんは酒のつまみだろ常識的に考えて。ちなみにシチューも肉じゃがもおかずではありません。
さらに悪いことに、自分の場合豚汁も単品料理のくくりで、おかずにはならない。何で白飯を消費すりゃいいのかわからない状況にw
幸いニシン漬けがかなりの塩分だったので、これで飯の大部分を消費。あとは多少なりともおかず要素のある、ちくわ等を活用し、豚汁で胃に流し込む作戦で完食。
もちろん自分の選択ミスであり、店およびおでん定食には何ら責任はございません。お得だってだけで自分の嗜好を無視すると痛い目にあうというお話。アホだ…w
おでんはおかず、豚汁はおかずという人にはお勧めであることだけは記しておきます。

1342 天北線展示スペース


音威子府で意味もなく20分の待ち時間。何とすれ違うわけでも、何に追い越されるわけでもないのに、なぜか存在する謎の時間だ。名物駅そばを食うための、そば休憩ということでよろしいか。
駅そばはもちろん魅力的だが、今回は宿飯を控えているので見送り。かわりに駅にある天北線の資料館をながめてみる。音威子府からオホーツク岸の浜頓別、猿払を経て南稚内に接続していた路線。現在の函館本線稚内まで延びていなかったころは主要路線だった。稚内音威子府間開通にともない利用客が激減し、やがて廃線となった。

1400 もうひとつの絶景領域

1448 まだ氷結している天塩川


名寄から稚内までの区間は、絶景の連続だ。特に美深〜天塩中川間は天塩川に沿ってレールが敷かれており、深山幽谷のはざまに滔々と流れる雄大な川の姿を、存分に堪能することができる。この景色を「もうひとつの絶景領域」と命名したい。
下流へ行くに従って、川面が氷結している部分が多く見られるようになる。音威子府あたりは豪雪地帯で残雪も多いので、装備に不安を感じてきた。天候はいい予想だし気温も高めなので防寒装備は置いてきたのだ。明日の朝6キロを歩く予定なのだが大丈夫か…?結果的にはまったくの杞憂だったが、雨具くらいは持ってくるべきだったろう。

1516 幌延


3321D 旭川発名寄行 快速なよろ1号 1109旭川→名寄1229
4329D 名寄発稚内行 普通 1233名寄→幌延1514
幌延駅で35分の待ち合わせがあるので、ここで下車。昨年は宿からここまで歩いてきたが、歩いて豊富温泉まで行くと到着がバスより遅くなる。かといってバスの時間までは1時間半ほどある。
できれば宿には早く着いて温泉につかりたいところ。ここはタクシーを利用の一手だ。止まっているタクシーに乗って宿へ向かう。

1531 宿泊先


今回の宿泊先はここ。温泉宿としてよりも、豊富牛乳をつかった牛乳プリンが有名。全国放送のテレビ番組等にも、何度も取り上げられているはず。濃厚で甘みを抑えた、牛乳の風味たっぷりのプリンに生クリームがのったもので、生クリームをそのまま食べているようなコクがある。絶品。全国向けにはネットでご購入いただけます。回し者か。

1531 ふれあいセンター

1532 天然ガスプラント


すぐ先にある日帰り入浴施設ふれあいセンターと、温泉の副産物である天然ガスのプラント。これ去年も撮った。
ふれあいセンターの湯治湯は、今回はあまり石油が浮いていなかった。石油をせきとめるオイルフェンスも未使用。日によって石油の量が変わるのだが、どうせなら石油たっぷりの日に当たった方がネタ的におもしろい。ちょっと残念。


つづく。