uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

ニセコ沼めぐり改めアンヌプリ登山 その0・前哨戦

0830 自宅発
体育の日3連休、ニセコで紅葉見物することにした。ニセコ連山の中をぐるぐる回って池沼群を見るトレッキングコースがあるので、回ってみようという趣向だ。それほどきついコースではなく、エスケープルートも多数あるので、ある程度の雨でも行けるだろうと、リゾートホテルを予約。つまり、行動日を固定したということだ。前日はゆっくりホテルに滞在し、紅葉を満喫して帰る、余裕たっぷりの計画。計画時点では。


1011 メープル街道

毛無峠経由、国道393号を倶知安へ向かう。断続的に雨が降っている。ときおり低速走行車につかまるが、おおむね風光明媚な快走路。紅葉は色づきはじめ程度だが、開けた場所から見える山々は、きれいに色づいているものもある。


1040 ニセコ連山

第一目的地付近から見るアンヌプリ。一時的に晴れ間が見えたが、低い雲が山にかかっている。


1045 いちむら

本日の昼食。秋のニセコと言って思いつくものといえば、まず紅葉、次に蕎麦だ。羊蹄山ニセコ連山に囲まれて名水が湧出するニセコ周辺には、おいしい水を使って打った蕎麦を提供する店が多数ある。有名店も多く、ぜひ食べ歩きしてみたいところなのだが、本格手打ちの店は営業時間が短かったり、蕎麦切れで早じまいしてしまったりなど、訪問難易度が高い店が多い。手打ちだからどうしても数量に限りがあるし、蕎麦のうまい時期は人出の多い紅葉時期と重なる。じつはこの店も二度目の訪問チャレンジ。初回は完売のためふられている。
訪問にはある程度の作戦が必要だ。といっても、そんなに難しいことじゃない。開店と同時に入ればいいだけ。1100に到着する予定で家を出て、ちょっと早い1030に店の駐車場に到着。周囲の景色をながめるなどして時間をつぶしていると、少し早めの1045に準備中の看板が営業中に変わる。
テーブル5、小上がり3。あと店外にテラス席がある。自然に囲まれた中に立地するこの店、テラス席で森林を眺めながら食す蕎麦は最高でしょうな。蕎麦をぞぞっとすする音が森にこだまするのはいかがなものかと思わないでもないがw

店内テーブルにつくと、水と一緒に温泉たまごが出てきた。これは先着20名限定のサービスらしい。おおう、開店同時入店作戦、やっぱり大成功。すいてる時に余裕で入れるし、待ち客がいないぶん提供も早いし、こんなサービスまであった。濃厚な黄身が舌にまつわりついてしまいそうな気がしたので、これはタレに割り入れたまま食後にいただくことにする。
蕎麦は二八、十割、更科orかわり蕎麦の3種類。せいろを二八で注文。せっかくだし十割にしようか…と思わないでもなかったが、細打ちせいろなら十割より二八だろ常識的に考えて、という、意味はよくわかってないけどそういうもんだという思い込みに従った。ちなみに更科は眼中にない。

蕎麦はそれほど大きな特徴はなし、だがさすがに喉ごしはよい。端正に仕上がった蕎麦で、もう少し荒っぽくてもよかった。…そうか、十割にしとけということか。ちょっと注文を誤ったかもしれない。
つゆは辛めで、カツオの風味が効いている。このつゆはかなり好みのタイプ。蕎麦の先にちょこんとつけてすすり込むタイプだ。辛いぶん量は少ないが、足りないということはない。
そば湯はちょうど食べ終わるころ出てきた。蕎麦粉をとかして白濁させたタイプだが、どろどろまではしていない。辛いつゆを割ってちょうど消費しきる量。つゆを割って飲んだあと、蕎麦湯のみをお茶がわりにしてほっこりするのが好きなので、もうすこし多かったらうれしかった。
サービスの温泉たまごをいただき、蕎麦湯を飲んでさっと店を出る。入店から退店まで、およそ10分。早っ!w 自分がかなりの早食いということもあるけど、昼時などは行列必至な人気店で、これほどさっさと食えるとは思わなんだ。訪問するつもりならちょっと早めに出て開店前に到着するのをおすすめします。温泉たまごもついてくるし。


1134 宿泊先

もう一軒蕎麦屋をはしごしようとしてぐるぐる探してみたが、どうしても見つからない。位置を確認しようにも電波状態がよろしくなく、なかなかネットにつながらない。あきらめて宿泊先に向かう。
今回の宿はヒルトンである。もとはプリンスだったがヒルトンが買い取った。中級グレードのリゾートホテルだが、ニセコのハイシーズンはスキー客が大挙する冬季。さらに道外観光客の絶対数が少ないこの時期、それほど宿泊費は高くない。ツインルーム1泊朝食つきでもともと11.5kのところ、ちょっとした技を使って9000円を切るお値段でございます。しかし腐ってもヒルトンではある。


1147 内湯

1147 露天

1147 露天から見る羊蹄山

宿泊プランではチェックイン前の入浴が無料となっている。ありがたく使わせてもらう。内湯は広々、露天も湯船はそっけないながら、かなりの広さ。露天の前は池になっており、お湯がじゃぶじゃぶ掛け流されていた。池には鯉が泳いでいて人が近づくと寄ってきて口をパクパクさせるのだが、風呂入ってる人はたぶん餌くれないよ、鯉くん。
露天から見る羊蹄山ビューも見事。撮影しているくらいだから人も少なく、わりとぬるめの湯温だったので、景色をながめながらゆっくり入浴。泉質はナトリウム-塩化物泉。かなり塩辛い湯だった。源泉掛け流しのふれ込みだが加水あり。


1247 こまっしゃくれた宿内・1

1248 こまっしゃくれた宿内・2

ほらほら、腐ってもヒルトンでしょ、このしゃらくせえ雰囲気。手ぶれてるけど1枚目はフィットネスの入り口、2枚目はバーラウンジ。そこはかとない高級感をかもし出しちゃってる。時間があればフィットネスでトレッドミル使ってみたかったけどな、飲んじゃうからなあ。


1257 飲む

1322 本格的に飲む

で、バーラウンジで風呂上りのビールですよ。ここがまた腐ってもヒルトン。たけえw 生900円。チェックインまで時間があるので、飲んで時間をつぶすべく、ワインのボトルを1本頼み、つまみにシーザーサラダ。シーザーサラダは真狩産ポークのベーコンを使ったこだわり食材。1150円。ハウスワインのボトルはチリ産と言ってたかなあ。銘柄は覚えてない。5000円。締めて宿泊費とそう変わらない金額にw


1457 宿泊部屋

1524 さらに部屋で飲む

ちょうどワイン1本飲みきったところでだいたい時間になったのでチェックイン。夕食はつけてないので特にこれ以上やることはない。売店で酒を買って部屋に持ち込み、飲みつづける。普段から夕食はほとんど食わないので特に問題はない。とはいえカロリーをとっていないわけではなく、ミックスナッツ1袋でおそらく牛丼大盛り1杯分以上のカロリーがあるはず。なんでこんな高カロリーのつまみを選んだんだろうか。我ながら、酔っ払いのやることはおそろしい。
しかしなあ、自宅でやることと同じことしかしてないよな…ネットやりながら飲むだけ。これでいいのだろうか…


0647 朝の羊蹄山

0630起床。もうすでに、昨晩時点であきらめている。天気予報をみてげんなりし、ふて寝した。計画では5時ごろ起きるはずだったが、ゆっくり起床だ。窓から見える羊蹄山はどんよりした分厚い雨雲をかぶっている。けっこうな雨量だ。


0708 朝食バイキング

朝食。バイキング形式だが、席はスタッフが指定する。コーヒーか紅茶かを着席時に指定すると、最初の一杯は持ってきてくれる方式。だがこれ、食っているうちに完全に冷めてしまうので、ありがた迷惑なサービスだ。
内容はさすがにクオリティは高めだし品数も豊富だが、すごくよいというほどでもなかったような。特に米がパサついててイマイチ。パン食の方が充実しているかも。
メシはいつものマンガ盛り。このあと運動するなら、動けなくなってしまうのでこんなには食わないけど、きっちりおかわりした。やけ食いだ。


1018 アンヌプリ方面のようす

1019 五色温泉

とりあえず登山口の様子だけ見に行ってみる。あーあーあー、本降りですなあ。こんな天気でも入山してる人がいたけど、俺はパスだ…寒そうだし…


1029 帰途へ…

ニセコの山中を走り、倶知安へ抜ける。道々の紅葉だけが心のささえ。


1300 自宅発
予定より5時間も早い帰宅。
高い金出してリゾートホテルに飲みに行っただけじゃん…なんのこっちゃ…


移動距離 263.6km


食費 600
酒代 900+1150+5000+1747+606
宿泊費 8950
交通費 ガソリン代(推定15リッター)

合計費用 \18,953- +ガソリン代(推定2,300)