uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

北広島自転車始め、もしくはサイコンとGPSの誤差についての考察

要旨

平地部の雪が解けた。インチキアウトドアシーズン到来。自転車で走りに行こう。

計画

縁起物なので白石CRを走る。北広島で折り返して野幌経由で帰宅。

行程

1100 自宅発

1000出発して途中で朝飯を食っていく予定だったが、あまりにも腹が減っていたので自宅で朝食を作ったら1時間遅れた。メニューは夜に仕込みをしようと思って食材を買っておいたピーマン肉詰めとポトフ。
たまねぎをみじん切りにし、しんなりするまで炒めて冷ましておく。根菜類を適当にザク切り、あらびきウインナといっしょにコンソメスープにぶちこんで軽く煮立て、灯油ストーブの上に放置20分。その間に合挽き肉と炒めたまねぎ、全卵、パン粉、ナツメグ、つなぎの片栗粉を混ぜて捏ね、ピーマンに詰めて焼く。ソースはフライパンに残った油にウスターソースとケチャップを5対5の割合で投入して煮詰める。ちょうど焼き上がり&煮上がりのタイミングでご飯早炊きが完了。作りはじめから約40分。うーむ完璧。主婦か。

1124 今年度の水穂大橋定点観測開始


今年も水穂大橋を定点観測する簡単なお仕事が開始。

1138 白石CR入口


毎年来てるけど、やっぱり走りにくい。アンダーパスが多い、道を横断するグレーチングが多数、路面デコボコ、歩行者の逆走率高し。歩行者の逆走はあれ、後ろから自転車に抜かれる形になるけど怖くないのだろうか。

1237 北広島駅


北広島のエルフィンロードに入ると途端に走りやすくなる。途中自転車の駅で休憩、いいペースで北広島到着。

1237 ここまでのGPSデータ


まずまずの数値が出ている。後半グズグズに崩れるけどなw

1258 吹きさらし向かい風の前に補給


道道46号を野幌方向へ進む。ここから向かい風だ。強風とまでは言わないけれど、かなりの風。だだっぴろい石狩平野の真ん中で、常に吹きさらしになる江別周辺を走るのはつらそう。ということで、とりあえずカロリー補給。
だが、この休憩をとった直後、足が終わったw 乳酸の蓄積で足がだるくて動かなくなった。明らかな筋力不足。去年の秋は雨続きで、最後に長距離を走ったのは9月だったからなあ。以後半年間、足を使ったのはジョギングくらいだ。かなりなまったんじゃないだろうか。
思えば去年の走り出しも、北広島を出た直後に足を使い切った記憶が。まったく進歩しない。でも去年も最長170kmくらい走ってるし、そのうちなんとかなるだろう。

1336 休憩@野幌PA上り線


長めの休憩とカロリーをとって少しだけ我慢すればそのうち踏ん張りがきくようになったりするものだが、まったくダメ。回復する予兆すらなし。細かく休みながら進む。どこまで行っても向かい風。きつい…

1436 みよしの ぎょうざカレー大盛り辛口


あまりにもきついので適当に昼食兼夕食。札幌市民のソウルフード、みよしののぎょうざカレー。ここ数年札幌には大阪王将京都王将と餃子チェーンが上陸しているが、餃子といえばみよしのだろ札幌民的に考えて。餃子カレーを食べられるのはみよしのだけ。
全国的な感覚では餃子とカレーはミスマッチなのだろうが、これ、うまいのだ。C級D級グルメに抵抗のない方は、札幌へお越しの際はぜひお試しいただきたい。

1515 全区間GPSデータ


へろへろになって自宅着。
うへー、数値ダダ下がり。うそ…わたしのアベレージ、低すぎ…?後半のヘタりっぷりといったらない。
以下この数値について考えてみます。

まとめ

まずサイコンとGPSの測定値の違いを見てみる。

【サイコンのデータ】
距離 54.86km
最高速度 37.5km
走行時間 02:51:00
アベレージ 19.3km/h

GPSのデータ】
距離 54.14km
最高速度 36.7km
走行時間 03:08
アベレージ 17.2km/h

目につくのは走行時間の違い。GPSの方が17分長くなっている。このデータはタイヤが回転している時間を愚直に計測しているサイコンの方がより正確であると考えられる。GPSが誤差を計測した理由だが、信号待ちや休憩で静止している間にも電波状況やちょっとした動作によって位置情報が変化し「動いた」と認識したものと思われる。

次に重要な指標となるのが走行距離。これは両者ともほぼ同じであるが、タイヤ周長×回転数で計測するサイコンは、当然ながら距離が長くなるほど微小な誤差が増大していくため正確であるとはいえない。また、GPSについても上記の理由により正確ではない。より正しい値に近似させるにはGPSトラックから静止時の測位誤差を除去してカシミール上で計測してやることが有効と思われる。


ここで生データをグラフ化してみると、もうひとつ興味深いことがわかる。薄緑が国土地理院の10mメッシュ標高、赤線がGPS計測の標高。このモデルはGPS+GLONASS+MSASで測位精度を担保し、ジオイド高までは考慮していないだろうまでも大雑把に高度から標高を割り出しているが、顕著にずれが発生している部分がある。つまり都市部に弱い。電波の反射、遮蔽が悪影響を与えているのは自明であるが、位置計測は正確に行なえているのに対し、標高は大きくずれを生じている。森林限界を超えるとほぼ正確な標高値が得られるが、森林や悪天候、複雑な地形では信用できないということだ。自転車利用ではあまり関係のない話ではあるが、来るべき夏山シーズンに向けてとりあえず覚えておく。


静止時の微細動を除去し、標高を国土地理院標高に置き換えたグラフ。まだ正確とは言えないはずだが、かなり近似させたと思われる。沿面距離を距離として採用。累積標高は橋を渡ったりトンネルをくぐると誤差を生じるが、これ以外に測定方法がない。
また、最高速度については、トラックポイントがどこにおかれるかに左右されるGPSよりもサイコンが正確であるはず。
以上により当日記が採用するデータは次の通りとなる。

【採用する値】
距離…誤差修正後のGPS沿面距離 53.468km
最高速度…サイコンの値 37.5km
走行時間…サイコンの値 02:51:00
アベレージ…距離/走行時間 18.760km/h
累積標高…誤差修正後のGPS累積標高 349.000m


やっぱり遅いw


食費 494
飲物等 129*2
その他 108

合計費用 \860-

反省点

・遅えよ。
・ジョギングと負荷の性質がずいぶん異なる。ジョギングは筋組織への直接的ダメージ、自転車は疲労の蓄積。
・ももの裏側がつらい。ハムストリングスってやつ?
・あと地味に体重増加している予感。
・最初だから軽く50km…?甘すぎた…

感想等

・ナビになるのですごく便利。
・太陽光下ではバックライトなしでもよく見える。
・住宅街にある初訪問の店なんかに行くときは大活躍じゃないだろうか。
・これだけ盗まれそうだから長く離れるときは身に着けたほうがよさげ。
・でも扱ったことがある人じゃなきゃマウンタからの取り外し方がわからないと思うw
・マウンタごと持っていかれたら終わりか。
・液晶面に写りこむったらないので撮影する場合は気をつけたい。