uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

2014山はじめ&登山靴ならし・藻岩山ちょこっと登山

要旨・計画

タイトルどおり。

行程

0900 自宅発


下ろしたてのスカルパちゃん。男のモノ(足)を受け入れたことのないこの子に、やさしくそれ(足)を挿入してやったのは、つい先日のこと。まだ穢れを知らぬ、自分の靴としての本能に目覚めていない、まっさらな子だ。これから雪解け後のドロドロ道を歩き、ぐちょぐちょに汚してやろうというわけ。デュフ。
ぬめぬめとした登山道を、汁(泥)をまきちらせながらスカルパちゃんが踏みつけていく。スカルパちゃん自身もぐっしょりと汁(泥)まみれに…生臭い(足の)においに包まれ、したたる汗に全身を濡らしながら、純真無垢だったスカルパちゃんはいやおうもなく穢れに身をまかせていく…そんな様をお楽しみください。デュフフ。

1005 登山口


ママチャリで慈恵会口へ。スニーカーから履き替えて入山。さあ行くよ…スカルパちゃん…君の締めつけ具合、とてもいいよ…ビブラムのひだひだが山肌に吸い付くようじゃないか…
ごめん恥ずかしくなってきた。やりすぎた。

1032 馬の背付近から残雪


馬の背に近づいてきたあたりで残雪があらわれる。この日の気温は最高で23度。初夏の陽気だ。冬のあいだから踏み固められていた雪はしっかり締まっているが、表面はザクザクな状態。登るときはつま先、下りではかかとが一発で雪に突き刺さり、踏み抜くこともないのでとても歩きやすい。一応軽アイゼンも持ってきてるけど、まったく出番なし。

1058 山頂


1時間弱で登頂。あらー、遅いな。いつも40分で登るんだけど。まあでも、そろそろペースオーバーぎみに登るのは卒業したい。いったい何と戦ってるのかわからんし。

1110 ザ・ジュエルズ


藻岩山頂施設が建て替えられたときにできたフレンチレストランである。夜景を見ながらデートなんてのにはベストなのだろうが、こちとらそんなしゃらくせえ施設には縁もなければ興味もない。こういう方向性のレストランの存在も否定はしないが、それだけじゃなくて、家族を連れた地元のお父さんたちだったり、自分も含めた小汚い(失礼)登山者が手軽に入れるフードコートみたいなものも必要じゃないの、と思ったものだ。
だが最近、藻岩山を運営している3セクも、ピントのずれた経営方針に気づいたのだろうか、そんな地元民の声にも少しは対応しようとしているらしい。バカみたいに高額な(一生乗ることはないから関係ないが)ロープウエイ+ケーブルカーの運賃に市民割引を設けたりなどの動きがある。
そしてレストランについても、登山者への配慮が少しだけ見られるようになった。ヒルクライムランチとして提供しているスープカレー2種が、登山者と認められる服装をしている場合に限り2割引になるという。
なるほど、泥だらけの登山靴をはいて風雨にさらされたウェアを着た汗臭いおっさんがザックをかついで入店しても、少なくとも止められることはないということだな?悪いけど、山ガール(笑)みたいなオサレな格好はしてないぞ?ヘタするとジャージに長靴だぞ?まあ藻岩山じゃそれほど大げさな装備はしないけど。
久しぶりに藻岩山に登ったわけだし、ここはひとつ冷やかしに行ってみるか、ということで潜入してみましたよ。
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もうね、入った瞬間からちょっとイラッと来ますな。外から店内が見えないように長めの廊下になってんのね。お高いクラブとかラ○ホで見る構造w 薄暗い通路からホールに出ると、高い天井まで一面ガラス張りの明るい空間に出る。パーッと目の前が一気に明るくなったような感覚。なるほどね、こういう効果を狙っているのか。
広い空間を贅沢に使い、面積のわりに席数はそれほど多くない。手前にバーカウンターがあり、窓際に2人がけのテーブルが並ぶ。通常対面で座るものだが、一方が窓に接しているのと、景色を活用するためか、窓を向いて1人、もう一人は横に座るようになっていた。

Openの表示が出ていたから適当に入っちゃったのだが、食事は1130からだとのこと。ほう、そうですか。飲物を頼むしかないよねえ。困ったなあ(棒読み) ママチャリで来ちゃったので、このあとアルコールを代謝するまで乗れなくなったのは本当に少し困るけど。
さすがに景色はいい。藻岩山展望台からの景色そのままだからな。空気がもやっていて見通しが悪いのは残念だが、ジャズのBGMを聞きながら生ビールを飲みつつ眺める札幌市街は、それなりに見応えがある。なるほどこれは、夜景デートに使うなら、少しくらい張り込む価値はあると思う。夜はおそらく、かなりのプレミアム感がある空間になるだろう。

1130からと言ったら本当にその時間から作り始めるらしいw 最初に注文しておいた有頭エビのスープカレーが到着したのが1145ごろ。実はスープカレーははじめて食う。札幌発のメニューだが、あまり興味がないのと、妙に高額なので避けていた。今後も食う機会はないと思う。
有頭エビはなんだろうな?車エビ近縁種ってやつ?カラとの身離れが悪くて苦労したが、後で考えたらこれ、カラごと食えたな。網焼きしたものが入っていた。頭ごとバリバリいけたと思われ、もったいないことをした。頭がいちばんうまいのに。別途パナメイエビと思われるエビもごろごろ入る。野菜は根菜類やピーマン、茄子など種類豊富。素揚げと網焼きの2種類だろうか。ヤングコーンをこんがり焼いたものがうまかった。ヤングコーン焼くとうまいんだね、意外だ。
味はまずまず良いし、ロケーションもいい。だがやはり、ちょっと高い。2割引適用で税込み1300円。場所代だと割り切るべきかなあ。
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しかしこの割引制度だけど、明らかな迷走じゃないだろうか。登山客が利用できる施設がないという批判があるからといって、じゃあ高級志向のレストランで割引しようというのは、あまりにも泥縄式だ。登山客からの不満は結局解消されず、逆にレストラン利用者の快適性を損なう。実際居心地悪いっすよ、隣でカップルがコース食ってんのにこっちは汗の匂いプンプンさせてるんだからさ。
設計が間違っていたのを運用でカバーしようとしてかえって悪循環に陥る典型じゃないだろうか。3セクの伝統芸だな。

1156 札幌岳方面

1157 余市岳方面

1158 登山客で賑わう展望台


展望台にも登ってみる。もやってて何も見えない。
この陽気とゴールデンウイーク前半初日のせいか登山客はものすごく多い。7対3で登山客だったと思う。登山道で挨拶しても返してこない年配の人が多かった。

1241 下山



下り35分。やっぱり遅いなあ。シーズンはじめだしね…(震え声
さてここでスカルパちゃんのようすをご覧ください…ああ、こんなに穢れてしまって…いやらしい子だ…
# もういいっつーの

1500 自宅着

いろいろとアレをナニしつつ自宅着。
今日は日焼けしなかったな。天気はよかったけど空気が濁っていた。

まとめ



沿面距離 5.532km
累積標高 584km
所要時間 02:36:46
行動時間 01:31:06


食費 1,296
酒代 615
飲物等 100+110+89

合計費用 \2,210-

反省点・感想等

・このくらいのペースでいいんじゃないかなあ。
・いつもバカみたいに息荒げすぎ。
・ダメな登りかたの典型だし。