カレンダーどおり。今年はおもに金銭的理由で安・近・短に徹する。
5月2日(土) 山はじめ・藻岩山登山
1046 スキー場登山口
今年1発目の登山、藻岩山スキー場コース。藻岩スキー場に向かう道の途中で脇道に入り、突き当たると広い駐車場がある。
1125 中腹駅
ロープウェイとケーブルカーの乗り継ぎ駅。ここから歩く観光客も多い。
観光客が後ろからガンガン登ってくるので、ついペースを上げてしまった。あの登り方ではどうせ息が上がって失速するので、張り合う必要はまったくない。
1330 だるま軒
その後トレッキングシューズのまま大通公園をぶらぶら。替えのスニーカーを持ってこなかったのは失敗した。
昼食をどこにしようか考えて思いついたのがここ。味の三平かだるま軒かという、札幌ラーメン界の老舗中の老舗。創業70年近い。あとここが特別なのは、西山製麺の母体だから。高加水、高かんすいでぷりぷりした食感のあるちぢれ麺、札幌麺の総本山。だるま軒の自家製麺が分離して発祥したそうな。ゴールデンウィークだし、そんな有名店に観光客のふりをして行ってみようというわけ。まあ服装はぜんぜん観光客じゃないけど。半袖だし。
二条市場の一角、仲店通のいちばん創成川より。創成川沿いを歩いていけば、のぼりが出ているのですぐわかる。入るとテーブル席、奥にカウンター。先客は3名だった。有名店だがそれほど混むことはないらしい。
水はセルフ。オーダーをとりにくることもないので大きく発声しよう。「しょうゆと小ライスおねがいしま〜す」あとは壁に貼られたサイン色紙をながめながら、しばし待っていると、カウンター越しにしょうゆが到着。
これが札幌ラーメンの本当の原点なんだなあ。見た目はほぼ中華そばだ。多少油が多めなくらいか。スープを口に運んでみると、うおう、あっさりしてる!まんま中華そばだなあ、これは。食堂系ラーメンの味だ。
麺は札幌麺より加水率、かんすい量ともに抑えられていると思う。これは自家製麺で、本来はこういう麺だったのだろう。いまの札幌麺は西山製麺がこれを進化させたものだということか。
具材として目立つのは、ここの特徴である伊達巻。スープに合うかと言われると、ちょっと微妙ではあるw チャーシューは固くてしょっぱい昔ながらの味。このチャーシューは好み。こういうチャーシュー出す店少なくなったからなあ。
まあ味としては、工夫が凝らされた今のラーメンにはかなわないだろう。印象的にはもう、食堂系ラーメンとしか形容できない。この店の価値は、黎明期の札幌ラーメンの味を、おそらくほぼそのまま伝えていることにあるんだと思う。その点では味の三平も同じだ。