uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

札幌Bグル散歩 2014年春

3月9日 大衆中華宝来 五目チャーハン


3月。春だ。徐々に日が長くなり、太陽光線も日増しに強まってくる季節。そろそろ雪解けもはじまろうかという時期。なのになんですか、この雪の降り方は。これで3年連続の大雪だ。どうなってんの。なにやってんの。左舷弾幕薄いぞなにやってんの。
正直出歩くのはおっくうなわけだが、胃のウォーミングアップはしておかなければならぬ。3月には18きっぷで各地をふらふら放浪するし、4月からは待ちに待ったアウトドアシーズンがはじまる。大盛りメシを食いあるくのだ。胃が健康でなければならぬ。
ということで近場の大盛り中華店に行ったわけですよ。北のススキノ、24条にある大衆中華食堂。北大に近く、大盛りメシを食わせる店が散在する地帯だが、その中でも老舗だろう。名物は「C定」。ホイコーローの定食だが、ものすごくジャンクな一品。油ギットギトで味が濃い山盛りホイコーローと、1合半ほどの小どんぶりの盛られた飯。だいたい客の半数はC定を注文していると思う。A定食、B定食もあるのだが、めったに出ない。
そしてもうひとつの名物が、「チャン大」だった。チャーハン大盛りのこと。普通盛りでも山のようにあるチャーハンの、さらに大盛り。中華ビュッフェの大皿みたいな量が、山になって出てくる。しかしこれは、完食する人がほとんどいないため提供を終了。幻のメニューとなった。
まあチャン大は提供されていたとしてもハナから無理。今日は、普通盛りチャーハンと対戦することに決めての訪問だ。
駐車場はないが、となりにコインパーキングがある。ただしちょっとごちゃごちゃしている場所なので、自分は少し手前の路地にあるパーキングに入れることにしている。14時過ぎの訪問だが、100%に近い席の埋まり方。人気ですなあ。オーダーを告げ、雑誌を読んで時間をつぶしながら待っていると、15分ほどでブツがあらわれた。
グリーンピースがレトロだ。米の量で2合あるかなあ。チャーシューがたっぷり入っているから、具の質量を引くと2合切るかもしれない。しっとり系の大衆中華チャーハンで、かなり肉肉しい。
量的には問題ない。怖いのは味に飽きることだ。そしてこれが、濃いんだなあ。この店は何を食ってもだいたい味が濃く、ひと口目はうまいのだが、量を食っていると飽きが来るのが早い。濃い味好きの自分がそうだから、薄味が好みの人はつらいかもしれん。
モチベーションを切らさぬように、地層食いは鉄則。まずきっちり半分を胃に収めると、ハーフカットしたケーキみたいな見た目になった。ワロタ。さらに半分消費し4半円になったあたりで、軽い満腹感が襲ってくる。味噌汁と水で舌に残った味を洗い流しつつ、最後の4分の1を完食。
普通のチャーハンの3倍はあると思うのだが、これで620円という値段がすごい。安くて腹いっぱい。学生街にある大衆中華店の正しい姿であろう。

4月12日 牛太郎 餃子定食


4月。本格的に春である。この日は原チャリを冬季保管していたバイク屋から受け出し、一時帰宅したあと自転車を整備。春の準備に1日を費やす。
整備が終わったのが1500ごろ。自分的にはちょうど、昼食兼夕食の時間だ。今季初、原チャリでの札幌市内食べ歩きに行こうではないか。これからフットワーク軽くなるぞ〜
最初ってことはもうここしかない。ホームグラウンドだ。ちょうど10人ほどの北大生(たぶん)軍団が店を出るタイミング。もうちょっと早かったらうるさかったな、たぶん。というか最近の大学生群れすぎだ。定食屋なんて一人でふらっと入るもんだろう。
ほとんどのメニューは既食なので未撮影のメニューの中から餃子定食を注文。この日はサイドに生卵がついている。餃子は一口サイズだが10個あるので白米を消費しやすく、また生卵は残り4分の1のメシをさらっと胃に流し込むことができる最強アイテム。ほとんど苦労することなく完食。
マスターがカムバックしてからサイドのバリエーションが昔に戻った感じ。でも刺身はやっぱりシメサバだけど。イカ刺しに戻さないかなあ。

4月19日 秋月 豚キムチ定食(ご飯大盛り)


微妙に忙しい1日だった。御主人を病院へ送り迎えし、翌日走る予定の自転車を軽く整備。さらに食材の買出し等々。秀岳荘の春のセール前に、購入予定の登山靴のサイズを見ておくミッションも。ガルモントのタワープラスがすごく足にフィットしていい感じだったが、夏山日帰り縦走がせいぜいなのでオーバースペックだ。スカルパのキネシスでいいやという結論に達する。次週購入。というかすでに買った。
せっかく北大近辺に出たので、そのあたりで昼食にすればよかったのだが、ほかに買物などもあっていったん帰宅。気がつくと時刻はすでに1500を回っている。うーむ、どうしようか。
近場で北区、東区、白石区あたりを検索してみる。すると、ここがひっかかった。盛りのよい定食屋ということで長年懸案だった店。近からず遠からず微妙な距離感であり、白石駅近くというめったに通らない場所にあるため、暖めまくっていた店だ。これに決定。
白石駅正面を出て左側に進み、チャーシューが肉槐レベルにでかいことで有名なラーメン宝樹の前を通り過ぎて、突き当たりを右にいくとすぐ店がある。やっぱりちょっと辺鄙な場所ではある。白石駅周辺住民しか通らない場所だ。駐車場は店前に2台くらいか。がんばって3台いけるかなあ?立地条件的にも、基本、徒歩アクセスと考えてよろしいかと。
外観はかなり年季の入った大衆食堂。中に入っても印象は変わらない。広い厨房の対面に長いカウンター席、それと小上がりの構成で、テーブル席はなし。メニューは壁に貼られた短冊に書かれており、550円定食と600円定食の2価格制。消費税アップ後もお値段据置のようだ。がんばってるなあ。
多数あるメニューの選択は、550円から豚キムチ定食。日替わりがお得らしいのと、初見の定食屋ではしょうが焼きを頼む場合が多いのだが、どちらも写真がアップされているので避けたw それ以外でボリューム感のありそうなものをチョイスした。
それほど待たされずに配膳。メインの豚キムチは、キムチと豚肉を炒めたものではなく、キムチソースの肉野菜炒めだ。想定したものとはちょっと異なるが、これはこれでまずくはない。豚肉が肉厚で、ニラともやしもたっぷり入り、食べ応えのある量になっている。
サイドは業務用冷凍コロッケを揚げたものと思われるコロッケと、こちらは手作りであろうひじきの煮物。油揚げがたっぷり入っていて、家庭的な味付け。
大盛りご飯は1合ちょっとくらいだろうか。ちなみにご飯大盛りは無料だが、残すと100円の大盛り料金を徴収される。だが通常男性なら食べきれないほどの量ではない。
あからさまな既製品が出てくるところなどを見ても、本当に飾らない、大衆的な店だ。だがサービス精神は豊富であると見た。ボリュームがあるメシを安い値段で食べさせてくれる、そんな店。もしこの店が近所にあったら全メニュー制覇したかった。