uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

札幌Bグル散歩 2014年10月

10月5日 雪の五輪 みそラーメン


この日は札幌マラソンに参加して10kmコースを走ってきた。多忙でぜんぜん走れてないので正直つらいのだが、まだヒマだったときにエントリーしちゃってたので、参加費がもったいないから走ったよ。うーん、1時間切れなかった…無念…
で、ついでに昼飯です。会場の真駒内公園のとなり、アイスアリーナにある食堂、雪の五輪。定食、カレー、ラーメン等々、ごく一般的な大衆食堂だが、ここはラーメンが有名。アイスアリーナで公演する芸能人が絶賛したとかで、客の9割以上がラーメンを注文する。知る人ぞ知る、隠れた有名店だ。
会場をしばらくうろうろしたあと、ゼッケンをつけたまま参加賞片手にアイスアリーナへ移動。店内はかなり広く、長テーブルとパイプ椅子がずらりと並んでいる。雰囲気はもろ社食、学食。アリーナ屋内につながる通路のほうにレジがあるので、そこで食券を購入する。おばちゃんたちわりと雑な運営で、レジに誰もいなかったりするので、その場合は厨房に一声かけてレジに来てもらう。
麻婆ラーメンとみそラーメンが2大人気メニューなのだが、今回はみそラーメンを選択。かなり混んでいたが、1ロット5〜6杯作っているので思ったより早く出てきた。
まず印象的なのは鉄鍋ですな。舌がやけどするほどの熱々を想像したが、食べにくいほどの熱さではない。具材はわりとシンプルだが、ねぎがたっぷり乗っているのがうれしい。野菜の分量が多く、鉄鍋自体も大きいのでボリュームはたっぷり。
スープの味は…うん、悪くないね。これといって特徴はないけど、スタンダードな札幌みそ。麺も高加水の札幌麺。あーなるほどね。ザ・札幌ラーメンだわ、これは。道外の人がよろこぶってのはよくわかる。
この手の食堂としてはレベルが高い。手軽に利用できるってのもあるので、アイスアリーナに用事があるなら使い勝手のよい店だと思う。

10月11日 あやめ 濃厚しょうゆ


この次の日は天気がよさそうだったので山行を計画。胃に負担をかけないよう、昼飯は軽くすませることに。近所でラーメンです。徒歩2分のラーメン店を再訪。開店当初より客足は落ち着いてきたが、やはり立地に比して人気はあるようだ。
前回はメニュートップの濃厚しお、今回はメニュー2番目の濃厚しょうゆ。感想はほぼ前回と同じ。味付けが塩から醤油に変わっただけだ。うーむ、ブレがないねえ。
このクォリティを安定して出す店が徒歩2分の距離なんだからうれしいことこの上ない。全メニュー制覇するまで移転しませんように…

10月22日 満腹亭母ちゃん カツ丼


江別角山にワンコインでおかわり無料の食堂があり、日々ガテン系の人たちで賑わっているという話を聞いたのはいつだったろうか。もう2年近く前のことだと思う。行ってみようとは思いつつも、場所が中途半端(遠出するときはすぐ近所の範囲、近場に行くときは遠い距離)だし、営業時間が短いので機会がなかった。
それでも1度訪問を試みたことがあったのだが、1420くらいに訪問したらすでに閉店済み。営業時間は1200〜1500となっているが、その日だけ早仕舞いしたのか、営業時間の記述が違っているのか、はたまた客入りによってフレキシブルな運用をしているのかはわからない。
そんなこんなで縁がなかったのだが、たまたま1230ごろに店前を通りかかることがあったので、やっと訪問に成功した。
場所は275号沿い。札幌から行くと角山交差点を越えて厚別川を渡る橋を下りきった先にある。店は右側だが、中央分離帯の切れ目の都合で微妙なUターンが必要。
店前は広い駐車場になっているが、けっこうな台数の車がとまっている。営業車、作業車などが主体だ。店に入ると玄関正面に券売機。消費税アップ、物価上昇など諸々の理由で値上げされているが、ラーメン3味は500円で据え置き、定食・丼まどは550円〜600円の価格帯。激安といっていいだろう。
ただし、以前はラーメンに無料でついてきたライスは廃止。定食のおかわり無料も廃止されていた。うーん、それがこの店の売りだと思うんだけど…もう少し値上げしてでも、そこを守るべきだったんじゃないかなあ。
からあげ定食が名物メニューらしいのだが、頼むものは決めてきた。カツ丼だ。これもけっこうなボリュームらしい。550円で食券を購入し、カウンターのおばちゃんに渡すと番号を書いた半券を返される。番号を呼ばれたら、あとはセルフで上げ下げする方式。
店内には小上がりもあるが、長テーブルに相席が基本。客層は275沿いという特性上、やはりガテン系が多い。非常に男臭い空間である。適当に空き席にすわると、しばらくして番号を呼ばれたのでセルフで配膳。
無料おかわりは廃止されたが、ライス量は大中小と指定できる。金額はおなじ。丼でも指定可能で、これは大。量的にはそれほど多くはなかった。1合弱くらいだと思う。
色が薄く見えるが、見た目のとおり薄味。あれー、この手の食堂だからがっつり濃い味だと思い込んでたなあ。カツの厚さはそれなりにあり、わりと大きい方だと思う。小鉢は真ダラ子のこんにゃく和え。これうまかった。
全体の量はまあ、満腹感はあるのだが、もっとガツンとくるものだと思い込んでいたので少し肩をすかされた感じだ。大盛り系の感覚で行ったから、ボリューム感がマヒしていただけかもしれないけど。いやもちろん、値段に比べたらものすごいコストパフォーマンスであることは間違いない。
1番人気というからあげ定食も試してみたい気はあるのだが、なかなかなあ。営業時間内にこの店周辺にいることがないと思うので、むずかしいかもしれない。

10月26日 牛太郎 しょうが焼き定食


ここのところ大盛り系に行ってない。まあ宿のメシを朝から山盛り3杯食ったりはしているのだが、たまには胃の容量を確認しておきたい。そういうときはいつものここだ。牛太郎。
今回はしょうが焼き。おかず量が少ないのでサイドが重要なのだが、味噌おでんと冷奴か…いかん、この組み合わせは白米を消費しにくいぞ…
こういうときはおかわり自由の学食で培った技、頬袋作戦を使うしかあるまい。おかずを頬にためておいてちびちび味を出しながら白米を飲み込んでいく。高度な技術を要する。我ながら貧乏くさい話ではあるが、まさしく貧乏な学生の頃に習得したテクニックなので勘弁していただきたい。
終盤飲み込みづらくなるのはいつものことだが、難なく完食。胃はきついけども苦しくはない。うむ、容量は保っているようだ。
入店したときに半分ほどの進み具合だった北大生グループが「まだ行ける、まだ行ける」とか騒いでいるのを尻目にパッと食ってパッと退店。これこれ、これですよ。本当は苦しいくせに、ぺろっと食ったふりをして涼しい顔を装う。これがおれのジャスティス。

おまけ タイトル「いくら丼と猫」


「ごそごそうるさいにゃ」
久しぶりに、というか年に1度この時期だけなので久しぶりなのは当たり前なんですが、生筋子を醤油漬けにしまして。いい感じにプリプリのいくらができたので記念撮影をば。原価500円ほどで大盛りいくら丼ですよ。これだから北海道民はやめられない。
プリン体の固まりにゃ」
うっ…痛いところを…