要旨
春の18きっぷシーズンだ。
今回はきつい行程の1泊旅を2回予定しているので、残った1日をチープかつゆったりと過ごしたい。
計画
雨竜にでっかい寿司を食わせる店があるというので行ってみる。
行程
0800 自宅発
残り物のビーフシチューと、冷凍しておいた4枚切りのパンでチーズトーストを焼き、朝食。
ゆったりと出発。
1042 滝川バスターミナル
143M 手稲発岩見沢行 普通 0842札幌→岩見沢0932
927D 岩見沢発滝川行 普通 0940岩見沢→滝川1035
なぜかわからないが微妙に普段より人が多かった。しかも混沌としている。鉄っぽい人とおばちゃんの集団が目立つ。何があったのだろう。
雨竜へはバスを使う。しかし雪が少ないなあ。空知地方といえば日本でも有数の豪雪地帯だ。3月頭にアスファルトが見えてるなんてことはそうそうない。
1148 迷ってうろうろ
空知中央バス 滝深線 1100滝川バスターミナル→雨竜1127
雨竜で降りて、各種サイトに掲載されている地図の場所に行ってみる。まばらに民家があるだけで、こんな場所に店なんてあるわけがない。あーなるほどね、住所を単純に検索してピンが立つ位置がここってわけだ。あとは野性のカンで見つけるしかない。国道沿いか目抜き通りの2択だろうけど。
1156 まさかの休業
で、見つけたのがここですが…本日は完売しましたとの張り紙。うそつけ、最初から休むつもりだろ。
田舎の店が馬鹿正直に公称営業日を守ると思ってた自分がバカだった。営業マンもトラックドライバーも観光客もいない冬場の日曜日なんて、気が向いたら開けるくらいのノリだろうなあ。いやむしろ、冬場は日曜も休業日なのかもしれない。
1230 福龍飯店
空知中央バス 滝深線 1214雨竜→江部乙中央通1226
腹減ったのでとにかくメシを食わねばならん。江部乙までもどり、道の駅たきかわへ。江部乙でメシというとここしか浮かばなかった。
併設レストランは中華飯店。敷地内にはもう一軒、カツ丼390円が売りの丼もの屋があるが、わりとしっかり食いたかったのでこちらを選択。中央に大テーブルがあり、取り囲むように小上がりとテーブル席が並んでいる。休日のちょうど昼時ではあるが、冬なので客入りはあまりなく、空席が目立つ。
大テーブルに座り、メニューをながめると日替わり定食というのがあったので、中身を確認することなく、なんとなくオーダー。少し待ってから配膳されてちょっとびっくり。えぇぇ?洋食かよw 中華じゃないのかw
大皿にエビフライ、メンチカツ、シュウマイ、サラダが並び、塩辛と杏仁豆腐の小皿が乗っている。絵面では少なく見えるが、これは皿が大きいためで、そこそこボリュームあり。別盆にライス、きゅうり漬け、たまごスープ。ライスの盛りもわりとよい。
味もなかなかよい。エビフライは外はカリッと、中はふんわり揚がっている。メンチカツはジューシーで、肉のほかに海鮮系も混ぜ込まれていた。
値段は外税1000円とちょっとお高めだが、中華飯店のランチだとこの価格帯のものはよくあるし、ボリュームと味に比したらアリな範囲内だろう。
ただひとつひっかかるのは…なぜに洋食か、ってことですよw 中華レストランで日替わり頼んだら中華ランチが出てきてほしいわけじゃないですかw まあ確認しなかった自分が悪いんですがね。
「たきかわ餃子」というメニューがあるので、そちらのセットにしておくべきだったなあ。ちなみに「たきかわ餃子」は地産品を使った棒餃子のようだ。
1309 江部乙温泉
腹が落ち着いたので、今日のもうひとつの目的地へ移動。江部乙駅から徒歩数分の位置にある温泉旅館、えべおつ温泉。駅に近いのでアクセス便利…と思いきや、駅に停車する電車が1日8本しかないという罠。そして駅に近いことでかえって醸し出すミステリアスな雰囲気。「すぐそばにレトロな温泉宿があるけど、あれ何だろう?」前々から気になっていた温泉だ。
外観もレトロだが、内部も老朽感がある。しかし雑然とした雰囲気とレトロ感が絶妙なバランスを取っており、よい風情。最近経営者が変わったらしいのだが、新しい経営者は温泉好きなのだろう。温泉愛、地元愛を感じる。
日帰り入浴料は500円。コインロッカーが有料50円なので注意が必要だ。有料なのはまあいいとして、50円ってのは意表を突かれた。100円玉を1枚キープしておくクセはついているが、さすがに50円玉は持ってないw フロントで両替してもらった。
内湯のみで、小さい湯船が多数。加温湯、高温湯、電気風呂、寝湯、源泉、冷鉱泉。サウナもあり。加温湯と高温湯は4〜5人入れるほどの広さ。その他はせいせい1人。源泉は30℃で、入り初めはひんやりするが、慣れるといくらでも入っていられる。こりゃいいや。ナトリウム・カルシウム−塩化物泉。加温湯は適温で、体をあたためなおすにはちょうどよい。高温湯はかなり温度が高いらしいのだが入らなかった。
もともとこの地に湧出していたという冷鉱泉は、かなり冷たい。ちょっと手を入れてみたが、手が切れるほどの冷たさw こりゃ冬は無理だw 真夏の暑い日なら気持ちいいだろうな。
正直なところそれほど期待していなかったのだけど、なかなかいい宿なんじゃないかな。少なくとも泉質は文句なしにいいと思う。地元日帰り客が多くて、せまい風呂で落ち着かないのが難点かな。
1351 風呂上がりといえば
それほど時間がないのでさっと切り上げ、浴室前の休憩所で缶ビールを1本。軽くひとっ風呂浴びたくらいなのだが、汗がじんわり浮いてくる。かなり保温性が高い。やっぱりいい温泉だ。
1409 江部乙駅
帰りは江部乙駅から乗り込む。立派な駅だが無人駅。
反省点
・ネット上の情報を鵜呑みにした結果がこれだ。
・とはいえ公称定休日以外に休まれると行ってみなきゃわからない罠。
感想等
・数年ぶりに少雪でうれしい限り。
・このまま春になれ。