uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

網走散財旅行 その1

[要旨]

流氷を見に行く。

[計画]

ベタにもほどがあるくらいベタに観光する。

[行程]

07:10 自宅発

今回、この旅行は11日にしようか18日にしようか迷っていた。11日は札幌雪まつり、かつ道内各地で冬イベントが開催され混雑が予想されるため、網走流氷まつり見物をあきらめて18日に決めたわけだけど、これが大正解。11日は道内天候大荒れで、特急が立ち往生して数時間も乗客が閉じ込められたという状況。そんな日にでかけたらシャレにならなかった…あぶない、あぶない。マストで48時間以内、できれば36時間目標で帰らにゃならんので。

07:41 流氷特急オホーツクの風


こいつに乗って往復。2階建てリゾート列車、オホーツクの風。まあたしかに眺めはいのだが、車内がせまい。2階部分は特に天井が低く、腰をかがめないと通れない。高さはきっかり180cmだと思われ。何度か頭をぶつけた。荷棚がなく、荷物は入り口の棚に置かなければならないのも微妙に不便。正直、通常の特急の方がはるかに乗り心地よいと思う。DVD上映サービスなんかもあったけど、モニタが見えない位置だとまったく意味がない。

3両目の1階にはラウンジが併設。手前のおっさん、ひとつ前の画像でめっちゃカメラ目線になってたw ワロタw カメラを構えている前で平気でいる人がたまにいるけど、今どきはこうして知らないうちにネットに公開されたりするので、気をつけたほうがいいと思いますw

深川あたりで売店がオープンしたので、ビールを買って駅弁タイム。旭川過ぎから爆睡モード。家族連れが多く非常に騒がしいので、耳栓装着。多少の談笑はして当然だけどさ、ここはお前の自宅じゃないぞと。トーンを落とすくらいの気づかいは必要じゃないのかと。ノー気づかい傍若無人家族は、あれたぶん子孫に受け継がれていくんだろうなあ。いやだいやだ。
しかしのっけから愚痴ばかりだなw

13:41 網走駅


2か月ぶりの網走駅。流氷時期まっさかり、かつ特急や流氷ノロッコ号の発着が相次ぐ時間帯なので、観光客であふれている。人が多い時期はなるべく避けたいのだが、こればっかりは季節ものなので仕方ない。
乗り合わせた乗客と重なるであろうぴったりの時間は避けた。夕方にちょっとお高い夕食をとる予定なので昼飯は抜き。時間はたっぷりある。観光船の発着場は片道1.5kmほどで、この程度なら徒歩一択。
道東は寒さが厳しく、最高気温で-7度。外見カジュアルだが、インナーやグローブは山用装備を着込み、完全防備で出動。

14:06 モヨロ貝塚


ちょっとはずれた史跡に立ち寄ってみた。縄文文化ともアイヌ文化とも異なる、オホーツク文化発見のきっかけとなった貝塚だ。考古学はかなり疎いのでそれ以上のことはよく知らない。
雪に埋まってるだろうな、と思っていたらやっぱり埋まっていた。除雪されていたのはまだ良い方だ。冬に観光特需が生まれるオホーツク岸ならではかも。冬の北海道、除雪されずに史跡が埋まっていることが多い。

14:21 道の駅 流氷街道網走


観光船発着場かつ道の駅に到着。冬場のソフトクリームはもうあきらめてるw

14:40 流氷ドラフト


乗船手続きをし、まだ時間があるのでフードコートで休憩。網走地ビールの流氷ドラフトを賞味。流氷を使って仕込んだとか。つまりアムール川の水だ。毒々しい色は青色色素。普通にビールの味だが、色がアレなせいか、あまりうまくは感じない。ま、縁起物ということで。

14:53 流氷観光砕氷船おーろら


乗船する3階建ての客船。駐車場で撮影したが、その間にも続々と大勢の客を乗せた大型観光バスが到着していた。中国語が多く、アジア観光客が回復しつつあるのかな、と感じさせる。
そろそろ乗り場に列ができていたので並んでいると、前にいたおっさんが家族を呼び寄せて横入りさせていた。いやもう、これだから混んでる場所は嫌。非常識な家族連れを見るにつけイライラする。んで、この非常識は確実に親から子へ受け継がれるから。

15:12 おーろら2に先行して出航


先行するおーろらが満員になった時点で、おーろら2より先に出発。定刻より20分早い。この日は10分ほどで流氷帯へ入っていく。

15:20 流氷帯へ

15:28 航跡

15:31 流氷をかきわけて進むおーろら


もっとたくさん写真はとったのだが、基本海面に浮かぶ氷の連続で、代わり映えしないので没。
右舷にいるとき「左側にオジロワシの幼鳥」というアナウンス。向かってみると時すでに遅し。肉眼では小さく確認できたが、写真にとってもゴマ粒レベル。これも没。ううむ、動物フォルダに加えたかった。
さらに、船がわっさわっさと流氷をかきわけていくのが非常に楽しかったので動画をとってみようと思ったが、動画をとったことがないので操作がわからず。没。
ダメダメじゃん。しかし肉眼レベルでは存分に堪能。厚みは薄めだが、びっしりと流氷が海面を覆っており、ゴスンゴスンと鈍い音を響かせて船が進んでいくのはとても楽しかった。

つづく。