uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

愛とロマンの8時間コース その7

はじめは香深港にある「海鮮処かふか」という店に行こうとしたのだ。だがほんの少しの差で大型バスが2台乗りつけ、団体客が2組店に入っていった。団体客が落ち着くのを待ってから行ってみると、入口に「満席のため1時間待ち」という札がかかっていた。まあそれについてはタイミングが悪かっただけでどうとも思わない。しかし、にこやかに団体客を迎える店員の、自分を見る目つきが非常に気に入らなかったのを記しておきたい。ここで言わずもがなのネガティブ情報を晒すほどには気に入らなかった。
まあ何件かリストアップしているのでたいした問題ではない。気をとりなおして次の店へ向かう。

1202 酒壷


6月の礼文島。花の季節。そしてうにの季節。この時期に礼文に来てうに丼を食わないなんて選択肢はない。断じてない。昼食は当然うに丼だ。
香深でうに丼が食える店はいくつかあるが、フェリーターミナルの「武ちゃん寿司」、漁協直営の「海鮮処かふか」、そしてここ「酒壷」などが一般的らしい。ほかにも港周辺の食堂は、この季節だいたい取り扱っていると思う。
香深港からすこしだけ歩いた位置。港沿い道路から1本内側に入った道道40号の交差点かど。看板は目立たないが、うに丼ののぼりがでているのですぐわかる。
店内はテーブル席が多数。店名からは居酒屋のような印象を受けるが、昼営業しかしていないみたい。メニューはラーメン、定食など一般的な食堂メニュー。そのなかにうにもしっかりラインナップされている。「丼うに」なんてメニューもあって興味をそそった。お値段3万円w 丼いっぱいにうにが盛られて出てくるのだろう。10人くらいのグループなら注文可能だと思われ。見てみたいなあw
迷うことなくうに丼を注文。丼表面を覆う一面のオレンジ。間違いなくエゾバフンウニでございます。

あまーーーい。しょうゆをつけずにひと口食べてみた感想。最初はしょうゆをつけずに、というアドバイスに従ったわけだが、なるほどうにの甘さがよくわかる。味をたしかめた後は、わさびしょうゆを前面にかけ回し、丼をかき込にかかる。
味は生バフンウニの味としか表現しようがない。とろりとした甘いうにをご飯に乗っけた味だ。うまいに決まっている。このビジュアルでまずいわけがないわな。
あとは値段だが、この一杯で3000円。ススキノあたりでこの鮮度のうに丼を食ったら5000円以上はとられそう。というかこのレベルのうにを出す店は限られるので、万札が飛んでいくかもしれない。
ある程度気軽に、町の居酒屋みたいな店で新鮮なバフンウニのうに丼が食えるんだから、礼文島おそるべしである。

1339 礼文稚内行フェリー


れぶんとうはつ〜わっかないいき〜フェリー〜♪

1405 さようなら礼文島


礼文島は本当に美しく、そして低標高なのに気象条件の激しい、荒々しい島だった。長期滞在者がいるのもよくわかる。島に取り憑かれてしまうんだな。そんな魅力を持った島。
I'll be back!待ってろコノヤロウ。もしかすると今年中にまた来るぞ!w

1548 ただいま北海道本島


29時間ぶりの北海道本島。
行きは波がほぼゼロだったが、帰路は1.5メートル前後の波。うとうとと寝ていたのでよく覚えていないが、けっこう揺れたと思う。稚内に降りると、礼文島よりも強いんじゃないかという風。ちょっとした嵐なみの強風。こりゃ波も立つわな。

1623 港のゆ


やっと風呂である。香深港にも日帰り温泉施設があるのだが、入らなかった。軽量化のため着替えをもっていなかったのもあるが、靴が水で湿っていて脱ぎたくなかったのが大きい。脱ぐと履くときがもっと気持ちわるい。それにせっかく汗を流しても足がくさくなる。
稚内周辺の温泉は、ドーミーインなどの温泉ホテルを除けば童夢かここの2択。こちらは稚内駅から近いため、島帰りだと非常に便利。副港市場の複合施設2階にある。数年前に建てられた新しい施設で、全体にきれい。
ナトリウム-塩化物強塩泉。加温、循環ろ過、塩素消毒。塩素臭すこし強め。うっすら笹色の湯で、さらりとしている。特徴的な浴感はとくになかった。高張性泉なのが唯一かな。露天もあるが街中なので展望なし。
都市部の日帰り施設としては標準的。街中にあるので混雑するのはしかたないし。しかしガタイのいいマッチョなおっさんが多かったのはなぜだろうかw 漁師町だからかw

1712 副港市場レトロ展示場その1

1714 副港市場レトロ展示場その2

1715 副港市場レトロ展示場その3


何度も来ている稚内だが、副港市場に立ち寄ったのははじめて。施設を探索してみると、こんな一角を発見した。時代設定は高度成長期前後あたりかな?
屋内は展示だけで実際に店があるわけではないが、屋外にある一角は本当に営業している。ロシア料理店にはちょっと、いやかなり惹かれた。ここで夕食をとりたいところだが、アルコール類が豊富なようだし稚内泊時に行ってみたい。それ以上に、行動食を消費してしまわなければならない。前夜の大量海鮮地獄(もしくは天国)の影響で、準備していた行動食にほとんど手がついていないのだ。消費期限はとっくに過ぎているし、明日まではもたない。食い物を捨てるのはポリシーに反する。
というわけで、車内でおにぎりを食べながら稚内から札幌までの300kmを走り帰宅。ほかにも稚内で夕食をとる場合の候補をいるいろ考えてたんだがなあ。

2200 自宅着


「急に暑くなったにゃ」
なんですかねえ、この前まで寒かったんですけど。
「今年もクーラーを要求するにゃ」
でもこれ書いてるの1週間後ですけど、また寒いですからねえ。もう7月だというのに。今年の気候はよくわからんです。暑くなったり寒くなったり。

まとめ


走行距離 723.4km




沿面距離 32.693km
累積標高 1797m
所要時間 09:07:13
行動時間 08:06:04


交通費 2400*2+2250+1180 +ガソリン代(推定45リッター)
宿泊費 15050
入浴費 500
食費 1000+398+128+100+100+115+3000
酒代 300+2200+500
飲物等 128+48+150+150+130+98
その他 500

合計費用 \32,825- +ガソリン代(推定6,600)

反省点

・夜露対策は必須だった。えらいめにあった。
・今回の日記は随所に団塊ヘイトがにじみでちゃってた気がするがまあいいか。

感想等

・ロマンはあったが愛はなかったw