uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

[鉄道稚内日帰り・ちょっと昼飯食ってくる その2

1200 デノーズ


そのむかし、ノシャップには米軍基地があったらしい。基地はもう跡形もないが、当時そこでコックをしていた先代が開いたというのがこの店。名物は米軍サイズのハンバーガー。それにミートソースとチーズをぶっかけてオーブンで焼き上げた「スラッピージョー」というボリュームメニューがあるらしい。「ちょっと昼飯食いに行ってくる」「どこまで?」「稚内」。この企画の目当ては、これだ。
イタリアンレストランを名乗っているが、店内もメニューもどう見てもアメリカンだ。BGMだってアメリカンだ。どないやねん。雰囲気は完全に喫茶店で、レストランという構造ではない。それほど広くもない。うろ覚えだけど5人くらい座れるカウンターと、テーブル席が4〜5くらいだったか。中に入っても誰も出てこないので、厨房に声をかけると愛想のないおばちゃんが出てくる。かなりぶっきらぼうな印象。スラッピージョーをオーダーし、しばらく待つ。しばらーく待つ。かなり時間がかかった。まあ急ぐわけじゃないので、店内の新聞を読んだりテレビを見たりしてのんびり待つ。
20分ほどたってからブツが登場。鉄板からw はみだしてるwww

ベースの米軍バーガーは直径18センチらしい。それにチーズがたっぷりかかっている。こ、これは…ジャンクだなあw そして見た目かなりの大きさだ。もちろんかぶりついては食べられないので、最初からナイフとフォークがついてくる。
一口ぶん切り分けて口へ運ぶ。うん、なるほど、想像通りの味だ。ハンバーガーにミートソースとチーズをぶっかけた味w バンズがやわらかくて、見た目ほどボリュームがないのがわかった。そしてバンズがなかなかうまいと思う。チーズの味に負けてない。逆にパティの味は埋没しちゃった感。まあこのメニューの場合、味がどうこういう領域ではないとは思うがw
そうだなあ、ハンバーガーと言うよりピザに近いかな。宅配ピザのMサイズにチーズをダブルトッピングして1人で1枚食っちゃった、という状況を想像していただきたい。味的にもボリューム的にも同じくらいだと思う。カロリーもな!
基本的にこの手のジャンクさは好物の部類だ。最後は多少飽きてくるけど、余力を残して完食。
味に関しては結局のところ、チーズですべて塗りつぶされてしまう。チーズとミートソースの味だ。この状態じゃない米軍バーガーの味も、確かめてみたい。ベースのバーガーはビッグマック2.5個ぶんくらいの分量じゃないかな。全トッピングでいけそうだ。

1257 カフェでひと休み


胃にはまだ若干の余裕がございます。少し前、老舗菓子舗にどら焼きソフトなる名物があるという話を聞いたので、訪問してみる。が、「今年は終わりました」で玉砕。吹雪いているので歩き回る気もせず、駅のショップでおみやげを買いカフェでひと休み。
流氷まんじゅうも定番である。餡が入っているわけではなく、饅頭型のスフレ生地にホワイトチョコレートがかかったもの。地味にうまい。
さて、昼飯は食ったし帰りますか。

1328 キハ400-501


2両編成の特別快速。先頭車両は見慣れない車両だが…?うは、お座敷列車じゃんw めずらしいw
キハ40じゃ出力が足りなくて、使える気動車を探したらこれだったんでしょうな。知らなかったわー。
それほどスピードは出ていなくて平地直線区間で90km/hくらいだったから、キハ40じゃ走れないとすると勾配がきついところがあるんだろうな。そんな印象はあまりないけど。

1802 旭川駅へ帰着


9462D 稚内旭川行 快速 1342稚内旭川1752
4時間10分で旭川駅へ帰着。サロベツだと3時間50分。なるほど快速が速いんじゃない、サロベツが遅いんだ。美深以北の山間部をかなりゆっくり走るんだろう。
買物公園へつづく道には両脇にキャンドルが灯っている。雪をかためた覆いのなかから光が漏れ、たいそう幻想的。粋な演出。

1812 サンロク街



そのまま札幌まで帰ってもいいのだが、今日は連泊予定。夜出発して2日後の昼に帰るパターンが気に入ってしまった。特急移動が前提になるけれど。
で、宿まで戻るのであるが、途中でサンロクを通る。ネオンが…美しい…ふらふらと吸い込まれてしまった。ある程度予定通りの行動だけどw
本当は立ち飲み屋に行くつもりだったけど、ディープすぎて自分には無理だったw

2013 夜景

0712 朝の旭川市


2300ごろ就寝、0700起床。窓から見える旭川の夜と朝。
前日から断続的に降っていた雪が、それなりに積もっている。

0722 朝食バイキング


さっそく朝食会場へ。本来は展望レストランが会場になるらしいが、この日はバンケットホールが会場になっている。なかなかの品揃え。最近御当地Bグルとして売り出しはじめた旭川しょうゆ焼きそばを筆頭に、スープカレー、本物のししゃも、地産地消蒸し野菜など、「ちょっとだけプレミアム感」なメニューが並んでいる。おうおう、がんばってるじゃん。偽装表示問題が叫ばれている昨今、さすがに本物に違いないだろうし。
いつものマンガ盛りメシは控えめに盛ったつもりだったが、やっぱり少し多かった。しっぱい。

1110 天金


旭川の裏グルメ、げそ丼を食べるため朝食を控えめにするつもりだったが、ついつい朝食を食いすぎてしまった。しかしせっかくなので何か食って行きたい。ラーメン一杯くらいなら入りそうだ。というわけで向かったのが、天金。旭川では蜂屋、つるやなどに並ぶ老舗で、もともと同名居酒屋が出した別業態だったが、こちらの方が有名になってしまった。何度目かの訪問。自分は旭川ラーメンではここが一番うまいと思っている。
まだ早い時間帯だが、有名店だけあって客入りは多い。4人がけテーブル5、2人がけテーブル1、対面式カウンターテーブル6人分の構成。2人がけテーブルに案内された。席に着くなりしょうゆを注文。壁一面に貼られた有名人のサインを眺めながらしばらく待つ。

絵面はシンプルだ。だがこれが、うまいんだなあ。スープは旭川スタンダードの魚介が香るとんこつスープ。化調も多く使っていると思うが、絶妙にコクがある。麺はもちもちした食感で、加水率はそれほど低くないと思われ。
あとチャーシューがね、いいんですよ。ももか肩だと思うんだが、むかしながらの歯ごたえチャーシュー。最近はバラを使ったトロトロタイプとかじっくり煮込んだやわらかタイプが多くて、それはそれでうまいんだけど、こういう固いチャーシューの方が自分は好きだ。
ぜんぜん飾るところのない、本当にシンプルな、言ってしまえばなんてことはない一杯。でも、全体のバランス、完成度は高い。
やっぱり天金はうまいということを再確認した。

1137 昼の旭川駅



ちょうどよい時間で駅まで戻る。エスタがないことに気づいたのはこのときだ。右側がずいぶんすっきりしている。イオンねえ…このスペースに赤ピンクのビルが建つの?景観を損ねないか。だいたいにおいてイオンの建物は趣味が悪い。
新千歳直通のL特急に乗り込み、今旅最後の1杯。うーん今回もよく飲んだ。次回も飲む旅だ。

1329 帰ると雪が積もっている


2022M 旭川新千歳空港L特急 スーパーカムイ22号 1155旭川→札幌1320
札幌を離れていた1日半のあいだに、雪がしっかり降り積もっている。本当に旅に出ると降ってるんだよなあ。逆雨男を名乗りたいくらいだ。これでも今年はえらく雪が少ないけど。

1400 自宅着


「なにするにゃ」
いやなんとなくシメに困りまして…流氷まんじゅうをかぶっていただきました。うわあ、お似合い!かわいい!
「寝てるあいだに腹に乗っかってうなされて目を覚ますと目の前に*の刑に処すにゃ」

まとめ

交通費 240+6160+(11500/5)+240
宿泊費 7290
食費 396+980+700
酒代 687+256+350+3000+595+310
おみや 630

合計費用 \24,134-

反省点

・前回GPSトラックがとれなかった原因が判明。エネループが寿命だった。

感想等

・一人で入りやすい赤提灯と入りにくい赤提灯との差はなにか。結局は開放感である。店の中が見えたり、間口が広かったりする店は入りやすい。ただし入ってからのあずましさ(北海道弁)は別問題。その点博打ともいえる。常連で埋まってたりする店は最悪で、非常な疎外感を感じることになる。店主が職人肌だったり、逆に異様に話したがる店もわずらわしい。ベストなのは、他客がめいめい勝手に盛り上がり、ある程度放っておかれ、だがオーダーはしやすい店。要はチェーン居酒屋がはずれなしなのであるが、チェーン店つまらねえ、いい店にあたってみたい、という欲求も、またあるのが難しいところ。
・居心地悪かったって話デスw