uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

富士山リベンジPart2 その2

0338 富士宮山頂


休憩込み5時間30分、休憩なし3時間35分。25分休憩。
富士宮ルート山頂へ到着。あとは夜明けを吉田口で待つか剣が峰で待つかの選択。吉田口山頂は山小屋が営業しているので暖かいものを食えるという利点があるが、どうせ山価格だし、人も多いと思われるので剣が峰を選んだ。
ここで最終防寒装備、レインウェア上下を装着。余剰装備はオーバーグローブのみとなった。

0421 剣が峰


休憩込み6時間10分、休憩なし3時間50分。40分休憩。
日本でもっとも高い場所へ到着。2年ぶり2回目。去年は雨と極寒ですぐ下山したからなあ。あのときは死ぬほど寒かった。
さて、天気だが…下界は一面の雲海。そして上空は曇っている。うわあ、8合目じゃ星が見えたのになあ…やっぱりか。しかし、だ。東の地平線にうっすら雲の切れ間が見える。はたしてどうだろうか?

0426 すこしずつ…

0439 明けてくる…

0450 東の空


富士山頂の日の出は0430ごろ。じっと待っていると、朝焼けの光が雲の切れ間から差し込んできた。雲海が少しずつオレンジ色に染まり、だんだんオレンジの面積が広がっていく…うおおおお、なんじゃこりゃあああ。うっかり感動してしまったではないか。わかりやすく太陽が顔を出したわけじゃないけど、これはこれで荘厳な景色だ。コンデジの写真におさまるようなスケールの映像じゃない。肉眼ではこの100倍美しかった。
うーん、どうだろう。太陽の姿を見たわけではないという意味では、二度あることが三度あった。しかし今回、山頂はガスってなく、御来光が雲海に差してくる場面を目撃することができた。こちらの意味では三度目の正直だ。非常に微妙ではあるが、今回は後者を取りたい。ミッションコンプリート、ということにします。
まあ正直な話、富士登山には飽きたのだよw

0454 夜明け後の山頂標識

0455 河口湖方面@剣が峰


光が差す角度からして、太陽は雲の切れ間の左側にいるようだ。このまま待っていても変化はないと思われるので、下山を開始することに。
その前に剣が峰の標識と、河口湖方面の景色を撮っておく。すっかり明るくなったので、ここでヘッデンをはずした。

0508 富士宮山頂のようす

0510 下り始めると眼下に雲海


富士宮山頂も明るくなっている。団体客などが続々到着して混みはじめてきたようだ。富士宮ルートは登りと下りが同じ道。下りにかかると、眼下には雲海が広がっていた。

0655 休憩@新7合目


9合目、8合目、新7合目でそれぞれ10分ずつ休憩。登りに着ていった防寒装備を1枚1枚脱いでいく。
新7合目で最後の休憩をとったわけだが、ここを出た直後、わりと強い雨が降ってきた。よせばいいのに歩きながら頭上を見上げたりしたものだから、けっこう派手に転倒してしまった。近来まれに見るこけ方だ。しかも前に倒れてしまったので、加速度がついて肩から着地するはめに。いてええええ。はずかしいいい。さいわいケガはなかったのだが、ウインドブレーカーがすれて、肩の部分にうっすら穴があいてしまった。うわーしまった。山行から普段の軽い防寒まですごく重宝してたのに。しかも高かったのに。ケガは治るけどウェアは治らんのよ。まいったなあ…

0738 日の丸を手に手に登る外人集団


ほぼ下りきった位置で、金剛杖に日の丸をくくりつけた外人集団が次々と登ってきた。なんじゃこいつらw そして外人って決まって軽装だ。凍え死ぬぞw おもしろかったので後ろから撮影してみた。

0741 下山


下り休憩込み2時間40分、休憩なし2時間10分。全体で休憩込み9時間30分、休憩なし6時間。
0830の下山バスに乗ればちょうどよいタイミングなのだが、予想よりちょっと早めの下山。
しかしあれですな、富士登山はすれ違う人と挨拶するかしないかの判断がむずかしいですな。山で合った人とは挨拶を交わすのが登山の常識なのだが、この場合、挨拶しても無視されたりすること多数。結果、目が合う人とは挨拶する、目を合わせない人には挨拶しないという行動に落ち着いた。みんなそんな感じで探ってるんじゃないかなあ。目が合う人とはばっちり合って、ちゃんと挨拶交わしたもんね。

0745 箱根方面@新5合目


5合目はまだ雲海の上。上空の雲から降る雨は降ったりやんだりだが、下界は低い雲に覆われてずっと雨に違いない。雨雲の下に突入するのは気が進まないが、5合目にいても特にやることもないのでそのまま下ることにする。
帰りのシャトルバスに乗っていたのは3人のみ。水ヶ塚駐車場に到着すると、わりとしっかりした雨になっていた。ここもまだ雲海の上なのだが、このぶんじゃ山も本降りに変わったかもしれない。

0958 御胎内温泉


とりあえず風呂である。これから電車で東京まで戻るので、そのままってわけにはいかない。着替えも必須だ。御殿場周辺の温泉を探したところ、ちょうどよい位置にあったのでここを選択。1000営業開始だが0915くらいに到着。車内で乗り継ぎを調べたり、どこでメシを食うか検討したりして時間をつぶした。
入浴料は平日500円、休日700円。料金を払い靴ロッカーの鍵を預けると、更衣ロッカーの鍵と交換してくれる方式。館内滞在3時間の時間制限つき。スーパー銭湯によくある形態だ。
脱衣所から内湯への扉をあけると、むわっと香る塩素のにおい。おいおい、ここ本当に温泉か?スーパー銭湯じゃないの?内湯の湯は無色透明無味無臭、いやごめん、臭気はあった。強烈な塩素のにおいがな。どうみても沸かし湯です。本当にありがとうございました。
まあさすがにすべて沸かし湯というわけではなく、広い露天は温泉のようだ。とはいえ泉質が単純泉で当然のように循環ろ過塩素消毒なので、ほぼ真湯といっていいと思う。露天が庭園になっていて雰囲気はいいが、湯の質という点では下の下。
温泉というよりも、それこそスーパー銭湯として利用すべき施設だと思う。とりあえず汗は流せたので、目的は達した。

1153 生ビール@駅前ラーメン店


近くに魚啓という海鮮丼が有名な店があるのだが、何を考えていたのかレンタカーの返却時刻が1200なのである。料金変わらないんだから24時間で借りとけって話だ。ただまあ魚啓に寄ってから返却するほどの時間はないけれど、まだ1時間以上の余裕はある。とっとと車を返して駅周辺でビールを飲もう。
なんておもってたら。御殿場市内は渋滞ですよ。しまった、本州の都市にはこれがあった…抜け道もあるんだろうけど、ヘボいナビを頼りに道をそれるのはギャンブルが過ぎる。のろのろと進んでいくしかない。さらにガソリンスタンドが見つからないという事案も発生。ナビに案内させたら変なところに連れて行かれてスタンドなんて影も形もないし…別のスタンドに行こうとしたらまた渋滞につかまるし…結局車を返したのが1140ごろ。ギリだった。
駅で帰りの切符を購入し、とりあえず駅前にあったラーメン屋に飛び込む。時間までビールを飲みながらメシを食おうというわけだ。しかしだなあ。このラーメン屋、俺の注文を飛ばすこと飛ばすこと。後から来た客の3組めが先に出てきた時点で「すいませーん、食券返金してくださーい」とニッコリ笑いながら申し出た。当然目は笑っていない。後から考えると、たぶんここ、オーダーによって配膳が前後するんだな。それならそうと、オーダー時に言っておくなり注意書きするなりすべきだと思う。
仕方ないのでキヨスクでサンドイッチとC2H6O入り健康飲料を購入。どうにもついてない。

1328 東海道線グリーン車


御殿場線では、ほぼ全区間眠れた。だいぶ眠気がとれてすっきりした。
国府津からは東海道線で移動。藤沢あたりから混んでくるだろうし、ロングシートでの移動はうんざりなので、グリーン席を利用。ICOCAエリアの御殿場から乗ったので、みどりの窓口で購入した紙券である。その上に写っている物体は気にしなくてよろしいかと。
おかしいなあ。東海道線グリーンの1階席ってパンツ見えるんじゃないのか。見えなかったなあ。


つづく。