uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

富士山リベンジPart2 その1

要旨

不本意ながら毎年恒例となっている御来光登山である。1年目はガス、2年目は雨に敗れ去った。
はたして3年目はどうか。二度あることは三度ある?三度目の正直?

計画

富士宮ルート。羽田からレンタカー移動は体力的につらいことがわかったので、御殿場まで電車移動して睡眠時間を確保する。
御殿場から水ヶ塚駐車場までレンタカーを利用、シャトルバスで新五合目登山口へアクセス。

行程

1200 自宅発

朝食はロールキャベツと納豆。ハンバーグを作るついでにロールキャベツも煮込んでおいたもの。冷蔵保存で数日、冷凍なら数週間はもつので、キャベツが安い時期にハンバーグを作るときはだいたいセットだ。
ロールキャベツはおかずにならない派なので、納豆とあわせていただく。

1335 カレーとぶっかけセット@はなまるうどん

1352 たこ焼き&ビール


3920M 小樽発新千歳空港快速エアポート124号 1240札幌→新千歳1316
エアポートのUシートを取ろうと思ったら、発車15分前ですでに埋まっていた。どうせ自由席に乗るんなら1本前に乗れたなあ。ほんの1〜2分前に出たばかりから並ぶことになったので、普通に座れたけど。
空港到着後、まずは登山靴と着替えが詰まったスーツケースをあずけて身軽になり、昼食。今回はフードコートで適当に。1400ごろに検査場通過すればいいやと考えていたので、たこ焼きをつまみにビール飲んじゃったりして。
ところがですね、検査場でひっかかっちゃったわけですよ。てへ。富士宮ルートは残雪が多いらしくて、8合目から上の通行止めが解除されたのが、ちょうどこの日の0900。くわしい状況はわからないけど、念のため軽アイゼンをザックに入れておいたわけ。ところが、アイゼンって機内持ち込みダメなんだってね。まあ4本爪の軽アイゼンとはいえ、先がとがってるから武器にならないことはないわな。
いったん外に出て手荷物として預け、再度検査場を通過。再入場時は列に並ばなくていいんだけど、それでもギリギリの時間。出発が5〜10分ほど遅れていたのでよかったけど、定刻どおりならかなり厳しい時間だった。

1934 御殿場駅東口


ANA66便 1430新千歳→羽田1600
京急エアポート急行 1644羽田空港国内線ターミナル→横浜1719
JR東海道線 1727横浜→国府津1819
JR御殿場線 1837国府津→御殿場1929
羽田でバードストライクがあったとかで、滑走路を変更して着陸。合計20分くらい遅れただろうか。30分ほどの余裕を見ていたのだけど、ほぼなくなってしまった。
川崎乗り換えだと歩くので、横浜で京急から東海道線に乗り換え。通勤ラッシュ帯ははずしているが微妙な混み具合で、国府津までは立って移動。乗り継ぎの余裕もほとんどなく、ほぼ直行で御殿場に到着。いやあ、久しぶりに外に出た。
現地は雨が降っている。おいおい、聞いてないよ。曇り予報だったじゃないか…あと暗い。すでに真っ暗だ。雨とはいえ、北海道の7月中旬1930はもう少し薄明るい。緯度の差だな。

1954 大盛り@吉野家


御殿場駅でレンタカーを借りて出発するが、この街、道がすげえわかりにくいw ナビがついてるのに迷う迷う。というかナビがかなりヘボい。ふらふら走り回っていると吉野家をみつけたので、ここで夕食とする。
本来の道に復帰したあとコンビニに寄り道。水1.5リッターと行動食を調達し、トイレを借りておく。

2104 水ヶ塚駐車場


水ヶ塚に到着。駐車有料で1000円。
富士宮ルートは夏山開山期間中の全期間に交通規制がかけられている。登山客はここからシャトルバスに乗って新5合目までアクセスする必要がある。最終バスは2200。なにかと批判される夜間登山だが、バスはちゃんと夜間登山者用にも出ているのだ。
2200の最終は混むとアナウンスされていたので、2130のバスに乗る。往復1500円なり。

2200 富士宮新5合目


新5合目に到着。自分のペースだとおそらく休憩込み5時間くらいで登頂できるはずなので、ちょっと早い。高度を上げるほど気温が下がり強風も吹くので、ここで1時間ほど潰していくべきだった。と思ったのは元祖7合目あたりのこと。時すでに遅かった。

2209 登山口

2228 6合目

2311 新7合目(6合5勺)


1時間。20分休憩。
真っ暗な中を黙々と高度を稼いでいくので、特にコメントすることも感想もない。新7合目は6合5勺にあたる。ここでウインドブレーカーの下にフリースを着込む。

0009 元祖7合目


休憩込み2時間、休憩なし1時間40分。45分休憩。
さあて、風が強くなってまいりました!後から考えたらこの位置がいちばん寒かった。風向きもよくない。かなり時間があるので長い休憩をとったのだが、失敗だ。
ここでソフトシェルを重ね着し、軍手から防風防水グローブに切り替える。

0122 8合目


休憩込み3時間10分、休憩なし2時間5分。40分休憩。
8合目でも長めの休憩。この位置は山小屋で風がさえぎられ、かなり居心地がよかった。上空を見上げると、きれいに晴れて星空になっている。こ、これは!もしかして期待できるかも…でもなあ、2年前も途中までは星が見えたよなあ。あまり期待しないほうがいいぞ…

0226 9合目


休憩込み4時間15分、休憩なし2時間30分。10分休憩。
大休止を繰り返していい時間になってきたので、ここでは普通に休憩。
ここでは今回の秘密兵器、使い捨ての貼るカイロを投入。手の甲と、脇の下に貼る。手の甲はかなり有効じゃないだろうか。冷えは末端から来るので、体温以外の熱源で暖めると全身への影響が違う。少なくともそんな気がする。

0304 9合5勺


山頂直下、最後の山小屋。スルーして一気に富士宮山頂をめざす。
そろそろ酸素が薄くなってきた。高度耐性は個人差が大きく、平気な人は何の影響もないが、ダメな人は高山病にかかってバタバタ倒れていく。寒さや眠気とミックスされて朦朧とする人も出る。自分の場合、富士山の高度では高山病の兆候はないが、息切れが顕著になる。数歩進んでは一息つき、を繰り返して登っていくことになる。
2年前は7合5勺を過ぎたあたりから徐々につらくなってきたのだが、今回はかなり影響してくるのが遅い。長い休憩をとって体を慣らしながら登ってきたからだろう。


つづく。