uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

ニ風谷ツーリング

要旨・計画

そういえば純粋なツーリングってやったことない。どこかに行こう。

行程

0710 自宅発

目的地は日高二風谷。アイヌの聖地。
平日なのでなるべく裏道ルートをとる。275から道道46で274に合流、すぐに道道3に入って夕張経由樹海ロードへ。

0908 道の駅 夕張メロード


第1休憩ポイント、道の駅夕張。まだ営業時間外なので、近くのセブンイレブンでコーヒーを調達してひと休み。
なお、単車をフレーム内に配置してみました。あるある、この手のツーリング写真w

1014 道の駅 樹海ロード日高


第2休憩ポイント、道の駅日高。道東道開通前は非常ににぎわった道の駅だ。占冠まで開通した時点でここは占冠に客を奪われることになった。いまや全線開通で占冠も客がいなくなっている。どこに行ったかはわからない。道東道にはろくなPAがないので。
自分も以前はかなりお世話になっていた道の駅だが、今回はものすごく久しぶりに訪問。変わらないなあ。大型トラックも好きなだけ駐車できるだだっぴろい駐車場。以前はここが満車に近い状態になったものだが、いまはどうなのだろうか…

道の駅売店ラ・フランスソフトを購入。洋梨ですな。あまり梨の風味はしなかったが、甘さ控えめでうまかった。
なお自分のソフトクリームインプレッションは、甘さ控えめだとうまいと言う仕様になっております。

1117 二風谷地区



日高道の駅から1時間弱で平取二風谷地区に到着。北海道でもアイヌ民族の居住密度が高い地域で、集落全体がアイヌ推しである。さて観光に出ましょうか。

1121 沙流川歴史館(休館日)


観光拠点が集中する一画に沙流川歴史館がある。入館無料なので寄るつもりだったが、月曜休館日。なんてこったい。

1124 二風谷湖



ニ風谷ダムに沿って散策路があるので歩いてみる。ダム湖は枯れており、ほぼ干上がった状態。ここのところ雨続きなのに、なぜだろう。

1127 金田一京助の碑


ご存知金田一京助の碑。金田一耕介の名付け元、金田一春彦先生の父、金田一秀穂センセーの祖父。そしてアイヌ語研究者。どうでもいいけど金田一秀穂はテレビ出すぎ。

1132 ニ風谷ダム


建設には紆余曲折があったというニ風谷ダム。萱野茂ニュースステーションに出演していた姿が記憶にある。

1140 チャシ跡の説明

1147 ユオイチャシ跡

1149 堀状になっているチャシ



この周辺にはチャシ、アイヌの砦が点在している。ちょうどダムの敷地にもチャシ跡があり保存されている。自然の起伏を利用した堀のような構造になっており、戦闘用要塞であった説を支持したくなる。

1150 ニ風谷ダム・下流から

1157 ニ風谷ダム管理事務所


以上、ニ風谷ダムでした。

1211 アイヌ文化博物館

1214 アイヌ文化博物館 展示物










集落に戻ってアイヌ文化博物館を見学。入場料400円。
日用道具、衣服、催事具、装飾具などが展示されている。

1246 二風谷地区を後にする


ひととおり回ったところで、いい時間になってきたので二風谷地区を後に。ああ腹減った。

1306 ふじい食堂


平取で昼飯。平取といえば、まず思いつくのは平取和牛。ここまでの道のりでも、和牛を食わせる店の前を何軒か通りすぎてきた。しかし今回は別に目的があった。盛りがよく、大盛りにするとかなりのボリュームになるという大衆食堂である。だが、店についてみると、ううむ、のれんがかかっていないなあ。というか、まだ営業しているのかどうかも疑問なレベルの雰囲気を感じる…
で、どうしようかと考え直すのだが、今から引き返したり、これから通る先での店を検討するのが面倒になっちゃった。ちょっと手前に食堂あったよね、そこにしよう、という消極的理由で訪問。もちろん事前知識皆無。
外観はもう昭和の大衆食堂以外の何者でもない。国道沿いのドライバーや地域住民相手の店だ。中に入ると、やはり昭和。カウンター、テーブル席、小上がりの構成で、小上がりが広め。メニューはラーメン、そば、定食、丼ものなど。いつもならこの手の店では定食か丼を頼む場合が多いのだが、定食の値段が高めだったのでラーメンにしてみた。全体に値段は少し高めかな。

きとびろ(行者にんにく、アイヌネギ)ラーメンというのがイチオシらしかったけど、季節じゃないので冷凍物だろうと思い、普通のしょうゆラーメン。見た目はまず上に浮いた脂が目を引く。北海道仕様の、脂でふたをするアツアツスープの系譜だ。具材はチャーシュー、メンマ、ねぎとシンプル。2枚乗っているなるとがレトロ。
スープを飲んでみると、ふむ、ほのかに獣臭。とんこつ系ですな。なかなかにコクがある。少し味が濃い目だが悪くはない。麺は高加水札幌麺。
今風の洗練された味ではないけど、ちゃんと手間をかけて出汁を取っているんじゃないかな。食堂系としては攻めている印象。たまにはこんなのも悪くはない。

1439 道の駅 マオイの丘公園



帰路は道道59から厚真に出て234→274→道道46。長沼の道の駅で休憩。
まだちょっと胃に余裕があるので、おやつとして豚まんをいただく。コンビニ中華まんよりひとまわり大きいサイズ。味はまあ豚まんの味だ。

1600 自宅着


「のびのび」
やあ、くつろいでらっしゃいますね。
「涼しいにゃ」
北海道は盆を過ぎたら秋とはいいますが、かなり気温が落ち着きましたね。というか二輪だとすでに寒いですw
「かぜひいて寝込めばいいのにゃ」
胸に乗っかって拷問介抱されるわけですね、わかります。

まとめ


301.3km


交通費 ガソリン代(推定11リッター)
食費 900
飲物等 100+100+110
おやつ 250+270
その他 400

合計費用 \2,130- +ガソリン代(推定1,400)

反省点・感想等

・やばい、峠おもしろいw
・四輪だとうんざりするんだが何故だw
・以前より明らかに交通量が少ないのも大きいだろうな。
・トラックしか走っていなかった印象。

おまけ。

道の駅 望羊中山



その1週間前。中山峠までプチツーリング。ソフトクリームを消化するつもりだったが、売っていなかった。原因は不明。前にいた客がソフトを買おうとして、店員が腕をバッテンしているのを見た。
ただ帰るのも馬鹿馬鹿しいので、あげいもを購入。中山峠名物で、小ジャガイモにアメリカンドッグの衣をつけて揚げたもの。ほんのりバター風味のじゃがいもと、衣の甘さが絶妙にマッチ。うまい。ただしボリュームは凶悪。1串3個で、ゆうに1食分の満足感が得られるシロモノ。3人以上でシェアすべきおやつだ。
このあと、金銭的理由で後回しになっていたウェアのフィッティングをしようと、里塚の2りんかんまで移動。しかし目当てのブランドが置いていなかったため、某掲示板でサイズの相談をしてすますことに。どちらにしろリアル店舗では買わないわけですが。
結局目的はひとつも果たせなかったというわな。