- 作者: 貴志祐介
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2013/10/25
- メディア: 文庫
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男は山荘内にあるアイテムをかき集め、雀蜂の群れに闘いを挑む。
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貴志祐介の薄い本。ちがうちがう、物理的に薄い本。いやどっちも物理的に薄いけどさ。貴志祐介の薄い本があったらそれはそれで見てみたいけども。誰とカップリングだ。思いつかない、というか思いつきたくない。
フォントもでかく、長めの中編くらい。2〜3時間でさっくり読み終わる。
雪の山荘パニックもの、だろうか。脱出系のフラッシュアドベンチャーのように、アイテムを集めて組み合わせ、蜂を撃退していく簡単なお仕事。もちろん助かったー!ハッピーエンド!みたいな単純な終わり方ではなく、ミステリ的なひとひねりが加えてある。書かれていることがすべてではないことは匂わされているので、想定の範囲内ではある。
分量的にも感想的にも、ちょっとした暇つぶしの読み物、といったところだろうか。展開が飽きないので、気が散りがちな電車移動時なんかにぴったりだと思う。