屋久島トレッキング・九州2城その5

0814 翁杉跡

つい最近、2010年に倒木となった翁杉の残骸。幹の空洞化が進行して自重に耐えられなくなったらしい。
役目を終えた倒木は苔むして森へ帰り、そこへ新たな生命が芽吹き、数千年のちにあたらしい屋久杉がまたそびえ立っていくのだろう。うーん悠久の生命の連鎖。ロマンや〜

0818 ウィルソン株

0819 有名な空洞

これが有名なウィルソン株か！さっそく中に入ってみよう。

0820 ハート型

0820 なにやら祀ってある

ある角度から見ると、空がハート型に見えることでとても人気がある。インスタ蝿ってやつですわ。季節・時間帯によっては山ガール(笑)などがわらわらとたかって、とても混雑しているらしい。
ハートに見えるポイントは、内部に入ってぐるっと一回りしてみればすぐわかります。

0855 名もない巨木たち

0856 原始の森

最初の急登が終わってしばらく傾斜がゆるやかになるあたりだったかな。
屋久島に自生する杉のうち、樹齢1000年以上のものを「屋久杉」と呼ぶ。このあたりは樹齢1000年に満たないだろうものが多いと思われるが、だんだんと原始の森感が強まってくる。

0904 大王杉

0909 夫婦杉

縄文杉が発見されるまで最大と思われていた大王杉、互いに支えあっているように見える夫婦杉。ここまでくるともう一息。

0931 到着

0932 縄文杉

0935 展望台から

登り休憩込み3時間43分、休憩なし3時間22分。周辺で合計20分ほど休憩。
一説には樹齢7000年以上と言われる。少なくとも2000年以上であることは確定しているらしい。保護のため周辺にデッキが張りめぐらされている。
しかしなんですな、登山のご褒美というと「達成感」と「絶景」なわけですが、きついコースを登りきった達成感はあるものの、そこにあるのがここまでさんざん見てきた杉の大木というのは、多少肩透かし感がありますな笑
ここからほんのちょっと登ると高塚小屋があり、そこから先は稜線のようなので景色がいいかもなあ、とは思ったが断念。どうせ森林限界を越えないし、思いのほか足の状態が…登ってきた道を下ると明日以降筋肉痛になるだろうことが予想される。最後に登ったのが去年9月の大雪。それ以降何もしてないからなあ、だいぶ足がなまってる。

1123 登山弁当・昼食

大株歩道を下りきったところで昼食弁当をとり、30分ほどの大休止。
やべえ、これ確実に筋肉痛だ笑

1339 下山

下り休憩込み3時間43分、休憩なし2時間56分。休憩込み所要時間が登りとぴったり同じ。歩行距離の4分の3がトロッコ道なので登りと下りにそれほど差が出ない。
到着してしばらくすると、救急車がサイレンをならしながら駐車場に入ってきた。隊員が「ヘリも出るってさ」などと言いながら背負子を背負って森の中に消えていく。夫婦杉あたりで高齢者が怪我をしたとか。
実は自分がちょうど縄文杉周辺にいた時間帯も、ヘリが飛び回っていてうるさかったのだ。要救助者が出ていたんだと思う。
なんというか、ある程度の体力を必要とするコースなんだからさ。いくらガイド付きツアーといってもさ。
というより、むしろガイドに責があるんじゃないの。

1407 現役で使われているトロッコ車

帰りのバスは15時発。1時間20分の待ち時間。
駐車場でうだうだしていると、森の奥からトロッコ車が姿をあらわした。うおぅ。本当に現役で動いてる。おもしろいものを見た。

1540 屋久杉自然館

屋久島交通紀元杉発合庁前行 1543屋久杉自然館→合庁前1553 270円
屋久島交通大川の滝発宮之浦港行 1603合庁前→宮之浦港入口1637 800円
路線バスを乗り継いで宿まで戻る。
うーむ足を休めれば休めるほど筋肉が張ってきたぞ…明日だいじょうぶだろうか…

1801 夕食

1802 揚げたてトビウオさつまあげ

2泊め夕食と翌朝食は宿飯。ウォームアップすれば動けないってことはないだろうと判断し、覚悟を決めて明日の昼食弁当もオーダー。
夕食はトビウオ唐揚げがメイン。トビウオは、まあ白身魚の唐揚げの味。羽根もパリパリ食えて美味。夕食1食2000円の計算だが、煮物、小鉢、さつまあげも、すべて非常にうまかった。旅館の飯のような派手さはないけど、全体のクオリティが高いと思う。
あと地酒焼酎が安い。店頭売価1000円くらいの「三岳」5合瓶が2000円。さすがの自分も1日で焼酎5合は飲みすぎなので、翌日と2日にわけて飲み干した。