uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

藻岩山冬登山

要旨

3日前、ちょっとした坂の登り下りで息が切れた。運動不足だ。運動したい。

計画

冬山をやるような装備も体力も持ち合わせていないが、藻岩山ならしっかりトレースがついているだろう。
あたらしくなった展望台を見に行こう。

行程

12:10 自宅発

昼食後出発。真冬日で、断続的に吹雪いている。コンディションはよくない。
北海道神宮前で参拝渋滞にはまる。慈啓会への入口を間違えて通りすぎる。さんざんだ。途中水分補給用のお茶だけ買っていく。

13:20 登山口


こんな天候なのに、登山口駐車場は賑わっている。まあねえ、危険も少ないし近くて短時間で登れて手頃だもんねえ。
熊出没注意の赤看板がまだ出ているが、12月の積雪以降は出現情報はない。無事に冬眠できたのだろうか。結果は来春にわかるだろう。餌がなければ冬を越えられずに餓死するし、かといって餌を求めて人間の近くに出ると射殺されかねない。熊の生活も楽ではない。

13:50 馬の背


トレースはやはり、がっちりついている。踏みならされた雪道で、とても歩きやすい。夏道より歩きやすいかもしれない。道を踏み外すと膝までずっぽり埋まるのでツボ足装備は必須だが。アイゼンつけてる人いたけど、あれかえって歩きづらくないのか。しかも8本爪?ちゃんとしたやつ。踏み固められた雪道でアイゼンつけても意味ない。
馬の背から吹きさらしになってきて、雪雲が通過すると雪がバシバシ顔に当たって痛い。地吹雪でトレースが隠れる位置ではやはり踏み固めが弱いので、1度ずぼっと行く。

14:18 三角点


夏道を登るのとほぼ同タイムで山頂着…だが、山頂標識がない…あれー?どこいった?しばらく探すも、見つからないので展望台施設裏手の三等三角点を撮影し、代わりとする。考えることはみな同じか、三角点はたびたび掘り返されて、うっすら雪が積もっているだけだった。雪を払って撮影。

14:21 山頂展望台


展望台施設に入ってみる…うーむ、微妙。1階はミニケーブルカー「もーりす」の搭乗口、トイレ、登山者休憩所などがある。2階はレストランだが、内部はほぼ目隠し状態で、外からは何も見えない。オサレでセレブな展望レストランだったはず。屋上に展望台。展望は特に変わらんなあ。あたりまえか。鐘ができたくらいだ。なんだ、道南の山のまねか。
レストランはそれはもうオサレな空間なのだろうが、お高いのである。がんばった自分への御褒美(笑) とか、夜景を見ながらロマンティックデート(笑) みたいなスイーツ空間であり、家族サービスのお父さんみんなで食事みたいな雰囲気ではなく、ましてや汚ねえ登山客は「お客様、その服装ではちょっと…」なんて止められそうだ。
しかもアクセスもお高い。ロープウェイとケーブルカーを乗り継いで山頂までくると、往復1人1700円かかる。高えよ!たとえばカップルで夜景デート、なんて場合、往復だけで3400円、一番安いコースを頼んでも5000円オーバー。軽く福沢さんが飛んで行く。
なぜこんな客を選ぶ施設を作ったのか。理解に苦しむ。まったく、これだから3セクのやることは…

14:32 市街中心部方面


ちょうど雪雲の中に入っていたので、とりあえず内部で暖房にあたり体をあたためる。キャタピラバスが目の前を通っていったのだが、シャッターチャンスを逃してしまった。無念。マイクロバスにスノーモービル用のキャタピラをつけたもので、非常に男心をくすぐる乗り物だ。
雪雲が切れたので市街を撮影。雪国特有の筋状の雪雲がわかる絵が撮れた。左上に雪雲がかかって市内に雪を降らせている。ほとんど雲がそのまま覆いかぶさっているように見えるので、これはかなりの吹雪のはずだ。対照的に、右側の方は雲が晴れ、陽光がさしている。こういう降り方が、日本海側豪雪地帯の大きな特徴。雲が筋のようにかかっているので、さっきまで吹雪いていたかと思うと、からりと晴れ、またすぐ猛吹雪になったりする。時には雪雲がベルト状に次々と生成され、一部地域のみに局地的ドカ雪が発生することもある。

15:13 下山


下山時間もほぼ夏道と同じ。下りの勾配のきついところはさすがに滑りやすいが、ザレ場下りと同じ要領ですべり降りれば問題ない。

15:21 お茶凍結


装備を解いてお茶を飲もうとすると、凍結しているのに気がついた。わかりにくいが、ペットボトルの中にでっかい氷が浮いている。そりゃそうだ、真冬日だもの。ザックの中に入れておかないと凍るに決まっている。ザックに入れても凍るような本気の冬山やるときはストーブで水を作るんだろうけど。

16:00 自宅着

4時間弱の外出なので、ちょっとでかけてきたくらいの感覚。御主人たちの様子もかわりなし。

「ごはんくれにゃ」

まとめ


沿面距離 5.645km
累積標高 549m
所要時間 01:53:43


交通費 ガソリン代(推定2リッター)
飲物等 150


合計費用 \150- + ガソリン代(推定290)

反省点

・特になし。冬山といえどほとんど街中だし、休憩時間を抜くと往復1時間半の行程だし。
・なめすぎ?

感想等

・経営不振に陥るに1000ディナール