uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

絶景領域 その3

0705 朝食


6時前に起床。朝風呂につかり7時から大広間で朝食。和食膳形式。温泉玉子、焼き鮭、味付け海苔、もやしと水菜の和え物、タコマヨサラダ、柴漬け、もずくのみそ汁。このほかに納豆、三升漬け、ごぼうサラダがセルフで取り放題。牛乳はもちろん豊富牛乳です。と思います。
ご飯はやはりおひつで1合半。バイキング形式でいつも食べているのと同じくらいの量だ。というかこんなに食ってたんだw バイキングはボリューム感が狂うなあ。

0835 サビさんの見送りサービス


チェックアウトすると、とても人なつっこいサビさんがお見送りしてくれた。なで回し放題で、抱っこもさせてくれ、ガフガフとものすごい勢いで喉を鳴らしている。サビ猫はよくなついて甘えん坊だとはいうけど、知らない人間はもうちょっと警戒したまえよ、きみw ツレの白黒さんなんて、あきれて立ち去ったじゃないかw

0836 朝の豊富温泉郷


これが日本最北端の温泉郷の全景。営業している温泉宿は3件。宿泊のみが2件。日帰り専門が1件。こじんまりとしたド田舎の温泉街。
早立ちしたのは、帰りの列車にちょうどよい時間のバスがないからだ。10キロほど離れた幌延駅まで徒歩で移動する。吹雪いていたらタクシーを呼ぶつもりだったが、朝起きたら晴れていたので決断。距離的には豊富駅の方が数キロ近いが、途中にあるトナカイ牧場へ立ち寄るため、幌延へ向かう。

0842 近道は冬期封鎖中


トナカイ牧場へ抜ける近道は除雪が入っておらず、通行不可だった。これは想定外の事態だが、余裕はたっぷり見ているし、天気もよいので大きな問題はない。道道経由で2キロほど遠回りになる。
しかし暴風雪予報はなんだったんだ…最近の天気予報の当たらなさったらない。

0955 深地層研究センター


トナカイ牧場のとなりにある深地層研究センター。核廃棄物の地下貯蔵処理について研究している。ただし放射性物質保有していない。時節柄、興味深い施設だろうか。高所恐怖症の高いところ好きとしては、併設無料広報施設の展望台も気になる。

1003 トナカイ観光牧場


ほぼ見込み時間どおり立ち寄りポイントへ到着。おそらく現在日本唯一のトナカイ牧場。

貧相になる季節のトナカイたちが、雪原に敷かれた牧草の上でのんびり草を食んでいる。つーか毛皮も角も抜け替わっちゃって、本当に貧相だなw

なかにはサービスのよいトナカイさんもいて、目の前まで来て、雪を掘り返して食べていた。この子はうっすら角が生えてきている。これからどんどん成長して、冬には一般的なトナカイのイメージどおりの立派な角になるのだろう。
ここのレストランではトナカイ肉を提供しており、トナカイバーガーを食して夜まで腹をもたせようと計画していたのだが、店員が誰もおらず断念した。おかしいな、開店時間調べて訪問してるんだが。「自然一流サービス三流」といわれる北海道観光のやる気のなさがこういう細かい部分にあらわれる。まあほかに客は1組たりともいなかったので、しかたないといえばしかたない。

1031 トナカイ牧場@ゆめ地創館展望台

1032 利尻山方面@ゆめ地創館展望台


バーガーをあきらめたので多少時間がある。となりまで戻り、深地層研究センターの広報施設ゆめ地創館へ入館してみた。
この施設…なんというか、それこそ時節柄だろうな。妙にがっついてくる。一歩足を踏み入れたとたん職員が駆け寄ってきて、やれ館内スタンプラリーで記念品だとか、アンケートに答えて食事券だとかしきりに説明。核廃棄機材の展示では、近寄っただけでまた別の職員があらわれ、解説をはじめる。それほど時間があるわけではないので、すべてすっぱりノーサンキューした。展示物はなかなか工夫がしてあり、ゆっくり見るならそれなりにおもしろそうではあった。この金どこから出てるんだろ。原子力関連予算だろうなあ。
目的の展望台に登って周囲をぐるっと見てみる。天気がよければ利尻山が見えるらしいが、あいにくの曇天。中途半端な高さであり、それほど眺めはよくなかった。

1126 幌延


無事に駅へ到着。トナカイ牧場あたりで曇りになり、ゆめ地創館を出たころ雪が降りだし、この時点ではすでに吹雪。やっと当たった天気予報。
今回のミッション、これにてコンプリート。あとは帰るだけ。

1850 札幌着

4330D 稚内発名寄行 普通 1154幌延→名寄1404
3326D 名寄発旭川行 快速なよろ8号 1435名寄→旭川1603
2234M 旭川岩見沢行 普通 1610旭川岩見沢1752
3244M 岩見沢手稲行 快速いしかりライナー 1805岩見沢→札幌1846
ほぼノンストップで一気に札幌まで移動。名寄で30分の接続待ちがあるほかは、乗り継ぎがよすぎて逆に何もできない。
30分待ちの間にサンドウィッチを買ってしのいだのみなので、食事をして帰るのだが、時間帯的にあまり気乗りがしない。こういうときの吉牛ですよ。並380円。入店から清算まで5分で完了。

1920 自宅着

36時間きっかりの旅。

「このみやげはベタすぎるにゃ」
いやあ、本当に何もなくてですね。まさか豊富牛乳やエビを持ち帰るわけにもいかないので…
でもこれ、意外にうまいです。皮に黒糖が入っていて香ばしく、一口サイズなので左党にもおすすめです。

まとめ


交通費 2300+2300+(11500/5)
宿泊費 8550
入浴費 380
食費 1600+210+380
酒代 500+286+400+278
その他 120+220+630+150

合計費用 /20,604-

反省点

・沿面距離11.6キロ、行動時間2時間10分の車道歩きで足の裏の皮が剥離し水が溜まった。今シーズンの冬は心肺機能維持をテーマにしていたが、今度は歩き足がなまるという罠。もうどうすりゃいいのよ…

感想等

・1週間ほど悩まされていた肋間神経痛が劇的に緩和した。豊富温泉スゲエ。やはり神経痛には温泉だな。
・春に向けた準備として飲酒を控えめにしてみた。