uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

浜中町満喫・ルパン三世に会う旅 その2

1718 鳥松


釧路はザンギ発祥の街として有名である。ザンギという料理は、カラアゲとまったく同じと思っていただいてかまわない。微妙に異なるという意見もあるが、自分の思うところ、まったく同じ。とするとカラアゲ発祥の街ということになってしまうが、そこはそれ、北海道で言うところのザンギはザンギであり、カラアゲとは異なるのである。つまり、北海道で鳥肉に薄く粉をまぶして揚げた料理を食えば、それがザンギなのだ。
ザンギを出す店の中から選んだのは、老舗有名店の鳥松。飲みながらザンギを食そうという趣向。しかしこれが大失敗…久々に微妙な空気の店に入ってしまったw
1700開店のところ、暖簾がかかったのが1715ごろ。満を持しての入店。U字型カウンターのみの、小さな店舗。客は自分ひとり。愛想のないおばちゃんがカウンターの中におり、店主ともう一人のおばちゃんが厨房に立っている。焼酎と、ほねなしザンギを頼んで飲み始めるが、まあまあ雰囲気が微妙。もっとこう、他にも客がカウンターに陣取って活気があふれているような図を想像していたのだが。
基本的に持ち帰りが多いらしく、電話はじゃんじゃんかかってきて、時折受け取りに来た客が来店する。店主が揚げ、無愛想なおばちゃんが包むというオペレーション。揚げた鳥を置くパッドは揚げ置きゾーンと揚げたてゾーンにわかれている。おばちゃんは愚直に揚げたてゾーンから鳥を包んでいくのだが、店主が絶妙な割合で揚げ置きゾーンの肉を揚げたてゾーンに混ぜ込んでいて笑った。

ほねなしザンギはこんな感じ。見た目も、味も、まあ要するにカラアゲである。揚げたてはさすがに、そのままかじりついて十分うまい。時間がたつとソースを使ったほうがいいかな。
こういうときはガツンと飲んでさっさと退店するに限る。1時間弱で焼酎5、6杯飲んで退散。酒の値段は安かった。甲類焼酎だったしな。
利用するなら持ち帰り一択だと思う。

1828 宿泊部屋



またしても、どう見ても酔っ払いだが、できるだけキリッとしてチェックイン。無駄な抵抗w 宿泊部屋の装備はビジホのシングルとそう変わらない。値段もそう変わらないので、こんなものだろう。6階から16階までがゲストルームになっており、今回は最低層の6階。シングルルームは低層階にあるのだろう。この位置だと夜景も残念な感じだ。
この宿には大浴場がない。朝シャワーを浴びることにして、飲みなおしながら野球の開幕戦を観戦。2300ごろ就寝。

0650 朝食バイキング


0600起床。シャワーを浴び、ざっくり出発準備したあとに朝食会場へ向かう。最上階の17階でバイキングだ。通常7時からなのだが、この日は団体が入っていて6時から開始とのこと。
さすが、腐ってもプリンス。品揃えが違う。アサリの蒸し物とか、骨までやわらかいさんまの煮物とか、あまり他では見ないひと手間かかった料理が揃っている。ついつい食いすぎてしまった。この画像から、さらに軽くおかわり。腹がきついw

0937 浜中駅内部

0937 窓口嬢の不二子ちゃん

0938 浜中駅外観


5629D 釧路発根室行 普通 0815釧路→浜中0937
釧路から浜中へ移動。ここからが本当のパーティーのはじまり。Let's Lupin。
原野の中にひっそりとたたずむ無人駅。駅舎はわりあい立派で、駅前は小さい集落になっている。駅内にパネルがあったり、窓口嬢が不二子ちゃんだったりしているが、主張はおとなしめだろう。バス停に入っているのがラッピングバスじゃなかったら、ちょっと寂しい絵面だったかもしれない。まあごてごてと装飾されるより感じはいい。
モンキーパンチ押しというより2期シリーズ押しという気もするが、そこは見て見ぬふりをしたい。ちなみに原作は嫌いではない。むしろアニメより好き。

1000 浜中町役場

1007 前浜


釧路バス 浜中線 0940浜中駅→役場前0956
浜中町中心部は、駅から数kmはなれた海岸線にある。停車していたラッピングバスに乗って市街へ入る。
典型的な陸繋島地形で、ごつごつとした島嶼部が海岸線に控え、市街地は砂州だった部分に広がる構造。島嶼部の東端が霧多布岬、西端がアゼチ岬。今日の滞在時間は1時間半。両方回るのは不可能なので、何度か行ったことのある霧多布岬はパスし、アゼチ岬を見てから市街地へ戻ることにする。


つづく。